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昔話 ニ ページ26

背中に来る衝撃に耐え私は交番に走った。

『すいま…せ…ん!お兄ち…ゃんとママ…とパパが!お家に!知らない人!血が…助けて…』

私は助けを必死に求めた

でも周りの人も警察も子供の嘘だと思って信じてくれなかった

私は誰も信じれなくなった。

1人で森に行った。

『ママもパパもそしてお兄ちゃんも居ない。こんな世界イラナイ。消えちゃえばいいのにみんな無くなっちゃえ。』

そう言った時目の前を狐が通った。

真っ白な狐だった。

その狐が私を見て一声鳴くと辺りは水と地だけの世界になった。

私が意味が分からなかった。
何故いきなり何も無くなったのかも何故いきなり…自分の見た目が変わったのかも…

その時の私は1人になってしまったと泣いた

-また-1人になってしまったと

ただ気づいたのは、私は死なない体になった事

何日何も口にしなくても死なないししんどくもならない。多分この時私は念を習得したんだと思う。

時は何年も何千年も経ったある日。

私は1人の女の子を-拾った-

その女の子に私は“アヤ”と名付けた。

アヤはいつもニコニコしていた。

私はある日アヤになんでいつもニコニコしているのか聞いた。

アヤ「だって!いつニコニコ出来なくなっちゃうか分からないもん!」

私はそれを聞き確かにと思ったのでアヤほどではないが出来るだけ笑うようになった。
ふざけれる間にふざけるという事も教えてもらった。

アヤと暮らして2ヶ月ほど経った日。私の家にアヤの母を名乗る女が来た。

その女は私に「私の子供を返せ!泥棒!」と叫んだ。
その女はそのまま勝手に家に上がり勝手にアヤを連れ帰った。

私もその時はまぁ家に帰れて良かったと思ってた。
が、私は馬鹿だった。

1週間経った日私の家に傷だらけのアヤが泣きながら走って来た。
私がどうしたの?と聞くまでも無かった。

アヤの後ろからはあの時の女。

包丁を持っている。アヤには切り傷や煙草を押し当てたような跡が沢山あった

その女は「返せ!私のモノを返せ!」

アヤは「お母さんが…お母さんが…A…助け…て…」

私はその言葉を聞いて思わず。アヤのお母さんを殺してしまった。

アヤは私に抱きつきながら泣いていた。

アヤの頭を撫でていたら突然アヤの腕の力が抜けた。

スグに支えて膝に頭を置き寝転ばせる。

私は思った。もうすぐアヤもいなくなるんだと。

アヤは「ありがとう」と笑った

少ししてアヤの命は無くなった。捨てられた体を抱き締め私は泣いた。

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作品ジャンル:アニメ
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てのらルり(プロフ) - ひなのんさん» ありがとうございます!!!!嬉しいです!!(*´▽`*) (2017年10月3日 1時) (レス) id: 61d6fe7a49 (このIDを非表示/違反報告)
ひなのん(プロフ) - 面白いです!続きが楽しみ!更新頑張ってくださいね!応援してます! (2017年10月1日 23時) (レス) id: 32c89d44f8 (このIDを非表示/違反報告)
てのらルり(プロフ) - ユウさん» あああ!ありがとうございます!嬉しいです!もう少ししたら頭に浮かんでくると思うので少々お待ちください!(*´▽`*) (2017年8月31日 6時) (レス) id: 61d6fe7a49 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ - 面白いです!続きがとっても気になる! (2017年8月28日 13時) (レス) id: 62a3748407 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2016年2月9日 1時

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