消えてく玩具 ページ15
あの日から何ヶ月か経った
少しずつ皆消えていった
そりゃ元は違う世界の住民なのだから
仕方ないことだろう
最後に消えたのは-彼-だった
彼は消える前に私に｢待ってる｣と言った
きっと私もあっちの世界に行くのだろう
そう思った。
だがいつまで経っても私の身体があっちに行くことは無かった。
私は信じている。また彼らに会えると
私もあちらに行けると…
だが現実とは残酷な物で私をあっちの世界に
連れていくことはしなかった
あぁ…酷いじゃないか
あんなに素晴らしい幸せを知ったら…もう1度と
願ってしまう
私もまだこんなこと思えたんだな。これは彼らのおかげだろうか？
そう思うと嬉しくなった
私はどうやったらあっちに行けるか色々試した
食事の時間も睡眠時間も削って体調はいいとは言えないだろう
せめて食事は取っておくべきだった
トリップ実験をした帰り私は轢かれた
私ならそんな程度で死なないはずなのに
意識は遠のいていく。自然と涙が零れた
神様お願いします。私を…皆の所に連れてって
もう1人は嫌だ。馬鹿みたいに騒ぐのは一人じゃ出来ないんだよ
『会…いたい…』
｢そんなに会いたいなら会わせてやろうか？ｸｸｯ…条件付きだがな｣
会えるの…？もう1度…会えるならなんでもするお願い…
｢じゃあ、行ってこい｣
少しの浮遊感を感じた後足に少し痛みを感じた
『ここは…あぁ…はは…懐かし…』
どうやら本当に飛べたみたいだね。本当…懐かしい
さてこんな私じゃダメだテンション上げていこうぜぇぇぇいーー！！
『えっ…奏？おーーーい！！！奏ー！！！』(ﾄﾞﾝｯ
奏｢えっ？うわっ！痛た…君誰だ？なんで僕の名前知ってるの？｣
『おやおや？』
子供達｢どうしたの！奏兄ちゃん！早く遊ぼ！｣
『あれ…あー…はいはい…ごめんねいきなり呼び止めちゃって！気にしないで！じゃ…さよなら』
奏｢あ、はい…｣
条件ね…奏や焼肉屋の子達のこちら側にいた記憶を消すとか…かな
あー！ちゃんと聞いとけばよかったー！んもー！
『ま、楽しそうだったしいいか』
｢あれ、A？｣
『イルミ〜！』
イ｢君生きてたんだね何でここにいるの？｣
あー変わってないなぁー！もう！可愛い！可愛いよ！イルミたん！
『私とイルミの赤い糸を辿ったのさ…☆』
イ｢ふーん、家くる？｣
『相変わらず唐突だね行くけどさ』
軽くボケをスルーすると同時に突拍子な提案を出すイルミんまじ可愛い
こちらの世界は素晴らしいな！→←皆さんご察しの通り今日はあの方が主役です！
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てのらルり(プロフ) - ひなのんさん» ありがとうございます！！！！嬉しいです！！(*´▽｀*) (2017年10月3日 1時) (
レス) id: 61d6fe7a49 (このIDを非表示/違反報告)
ひなのん(プロフ) - 面白いです！続きが楽しみ！更新頑張ってくださいね！応援してます！ (2017年10月1日 23時) (レス) id: 32c89d44f8 (このIDを非表示/違反報告)
てのらルり(プロフ) - ユウさん» あああ！ありがとうございます！嬉しいです！もう少ししたら頭に浮かんでくると思うので少々お待ちください！(*´▽｀*) (2017年8月31日 6時) (レス) id: 61d6fe7a49 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ - 面白いです！続きがとっても気になる！ (2017年8月28日 13時) (レス) id: 62a3748407 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月 | 作成日時：2016年2月9日 1時
