TH 存在の偉大さ ページ10
朝起きるとそこにはもうAは居なかった。
せめて最後にバイバイは言いたかったな…
みんなで会話をする訳でもなく、
みんな黙ったまま宿舎に着いた。
Aが居ない生活。
それは前に戻っただけ。
ただそれだけなのに、なんでだろ。
なにかが違う。なにかが足りない。
いつも隣で笑っていたあの可愛いい笑顔がもうここにはない。
メイクをしてくれる時ちょっと目を開けるとおっペを膨らまして怒る君もいない。
僕、いや、僕たちにはAがそれだけ大きな存在だったことを今頃気付かされた。
気づくのが遅すぎたんだ。
それからみんなでダンスの練習をした。
でもいつもみたいに他愛のない話もなく、ただホソギヒョンと、ジョングガ、ジミナがダンスを教えている会話と、
マネージャーの声だけ。
飲み物が欲しいなって思った時、いつも本当にずっと見てたんじゃないかってぐらい良いタイミングで飲み物を持ってきてくれたAがいないから、
自分で取りに行かないと、
そんな時、
JK 「A〜水ちょうだい〜」
ジョングガがそんなことを口にした、
JM 「ジョングガ…Aは…いないんだよ。」
そんな時ジョングガの目から涙が零れた。
JK 「分かってるんです。分かってるんですけど、なんだかAが居なくなったらこんなにも楽しくないんだって、思っちゃって。」
その言葉を聞いた俺も含めて全員のメンバーが涙を流した。
その時思ったんだ。
Aの存在はこんなにも偉大なんだって…
61人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:モモ | 作成日時:2018年12月18日 18時