戻りたい【TH×JK】 (ページ44)

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目覚めるとベッドの上で、

首の下にはジョングクの腕ががあった。

私が起きたことに気づくと

先に起きていたのか

おはよう、と笑いかけてきた。

何も身につけてない上半身が目に入って

私も同じ状況だということに気づいて

急に羞恥を覚えた。

『もう遅いよ』

からかうようにそう笑って、

布団の中で片方の腕を回して私の手を撫でた。

そして、しばらく何も話さずそんな状態が続いた。

何してるの、とか

やめて、という言葉は出てこなかった。

どこか心地よくて嬉しかった。

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『そろそろ起きようか』

その言葉で、

私たちはベッドから出て

服を身につけた。

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日本に帰る、という漠然な計画しかなかったから

そこに目的もない私は簡単に気持ちを変えて

韓国に残ることにした。

テヒョンとの関係を曖昧にしたまま、

ジョングクと異性の間柄になった。

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