戻りたい【TH×JK】 (ページ31)

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31 【TH】ページ31

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問いかけに、

わからないと答えた彼女は

次第に肩が震えはじめた。

俺だって泣きたい。

惚れて仕事もやめさせて、

国外に呼んでマンションまで買って、

大切にしてた彼女がいつしか離れて、

好きかわからないだなんて、

全部俺が決めたことだけど、

あまりにも酷すぎる。

「じゃあ、、、

ジョングクが好き…？」

ずっと俺の方を見なかった彼女が、

その瞬間顔を上げて俺の目を捉える。

「俺よりも会ってるんだろ？

ジョングクは明らかに出かける頻度増えたし、

そのゲーム機だってあいつのだし、

一体どういうつもりなんだよ……」

これじゃ逆効果だとわかっていながらも、

一度口にした不満は止まらなかった。

「俺が気づいてるってわかるよな？

見えるとこに置いてるんだし、

一言ぐらい説明してくれてもいいだろ」

終始無言の彼女に、

段々とイラついてきて、

「…………なんか言えよ」

地声よりもさらに低い声で強要する。

『………ごめんなさい、』

せめて言い訳する努力ぐらいして欲しかったのに

謝ることしかしない彼女に

俺はもう限界だった。

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『ダメっ………！』

そう叫ぶ彼女の声を無視して、

地面にゲーム機を投げつけた。

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