戻りたい【TH×JK】 (ページ13)

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「酔ってる？」

『ちょっと飲んだけど、なんで？』

「いつもと違うから…」

『いつも思ってるよ』

付き合い始めた当初のような会話は

どこか歯がゆく感じた。

久しぶりのカップルのような会話に免疫がなくなったのか

どう返せばいいかわからず無言になってしまった。

そして、続く沈黙。

その空気を変えたのはインターホンの音だった。

『……だれ？』

「宅配とかの予定はないんだけど…」

『じゃあ無視しよ』

「うん…」

どうせセールスだろうと、私もその提案にのった。

たけど、何度も繰り返されるインターホンの音が

その気持ちも変える。

「………見てみるね」

『うん……』

絡められてた腕を解いて、

インターホンを見てみれば、

そこに立っていたのは、

ジョングクだった。

不貞腐れたように、何度もインターホンを押す姿は

面白くて自然と笑ってしまった。

『なんで笑ってるの…』

気になったのか、テヒョンも立って私の方へ来る。

そして画面を見て、

笑みを浮かべるのかと思いきや、

小さなため息をついた。

『なんで来てんの』

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