・しにそう ページ7
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びく、とその声に身体が反応する。
「あ、晴くん。新人戦近いみたいで景くん張り切ってるみたい。あそこで指導してる」
「あー、なるほどね。..剣持くん、だっけ。僕もここ居ていいかな」
「はい！大丈夫で.......ちょちょちょ、なに！？」
その声の方向に顔なんて向けられず 。
わたしの左半身だけ異常に熱を持ったように熱い
わたしがわたしに耐えられなくて、刀也の首を半ば締めるようにして巻き込んで離れようとすると、苦しげにわたしの名前を呼ぶ刀也
「くるし、苦しいって！！...Aさんちょ、A！」
「..あ、ごめん。」
「どうしたの急に、具合悪くなった？」
「ああ、いや、違くて ......〜〜っ、ごめん、わたし帰る」
「ええっ？」
遠く離れてもわたしの耳は彼の声を拾ってしまうらしい
楽しそうに藤士郎と話しているようだ 。
この場にいたら 、おかしくなってしまいそうで
刀也にそう言えば 藤士郎の方へ向かって、自分の鞄を持つ
「え、A帰るの？」
「うんバイバイまた明日」
藤士郎の顔も見ず、早口でそうまくし立てて。
それでも、一応先輩ではあるから 礼だけして 。
そんなわたしを じっと藤士郎が見つめてるなんて知らず。
「...顔あっつい 。」
ぱたぱたと手扇子で 顔をあおいで 。
校門がみえたあたりで、 立ち止まる
「良い匂い、したなあ」
心臓が口から出そうなくらい音を立てて 多分赤くなっている顔を見られたくなくて、まともに話しなんて出来るわけもないから、逃げてきてしまったけれど
学年は違えど 同じ学校の生徒なら。
また、 会えるかもしれない
そんな自分が少し気持ち悪くて 、
早く家に帰ろう、と歩き出せば 目の前に止まる車をみて足が止まる
「...マジかあ」
実家からの呼び出しだった。
少しふわついていた気分が一気に下がる。吐きそう
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漆原静乃(プロフ) - もし可能なら更新を続けてほしいくらい、この小説がすきです…お弦もいっぱいでてくるし(笑) (2022年2月5日 21時) (
レス) @page30 id: 6e2d86449b (このIDを非表示/違反報告)
いちごあめ - すっごくお話面白いです︎⸜❤︎⸝体調にお気をつけてください…！これからも応援してます🧸 (2022年2月4日 7時) (レス) @page30 id: 0026118263 (このIDを非表示/違反報告)
ずー(プロフ) - 学パロの中でもどタイプなお話でほんっっとにキュンキュンします……好きです……… (2022年1月4日 10時) (レス) @page30 id: 4b5e92d3ed (このIDを非表示/違反報告)
のあ - え好き…めっちゃ好きです…。 (2021年8月30日 5時) (レス) id: c8b47196a9 (このIDを非表示/違反報告)
タナカ(プロフ) - リオさん» コメントありがとうございます..！感想が何よりのモチベーションになります；；更新遅いですがまた気が向いたら見に来てください (2021年7月29日 19時) (レス) id: 5d92aa6fb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：タナカ | 作成日時：2021年6月5日 23時
