【学パロ】ギャルと陰キャ【2434】

ギャルと天使 【番外編】誕生日記念 ページ23

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※if 番外編 研究者ではなく天使さんとだったら






『0時になる前に電話して』



『やだよ面倒くさいな』



『僕だってやだ』








「..って言ったのは叶くんなのに」




23:00少し過ぎ。
明日誕生日の我が恋人は誕生日になった瞬間に
わたしの声が聞きたいと駄々をこねてきたから、仕方なくいいよって言ったのに



いざ電話かけたら通話中 。
..相手は誰だ、葛葉先輩か、明那か、ふわっち先輩か
最近仲良しだって言ってたしイブちゃんかえびお先輩とか夢追もある
家が近いなるせくんかもしれないしそらるさんかも。
もしかしたら、星川とか、？



誰と電話してんの？





もういいや、って電話掛ける手を止めた。
メッセージだけ送る 。


おめでとうって送ろうとしたけどムカつくから
ばか、と送ってやった。ざまあみろ








1時くらいになって、携帯が光る。
寝ぼけながら携帯を取れば叶くんから着信





「..あい」




「もしもし？ごめんね、電話かけてくれてたのに」





「誰と電話してたの」




「ん？なるせとゲームしてた」





「..ああ、そう」






「怒ってる？」





「それなりに」





「ふふ、ごめんね。..明日会うけど、今聞いてもいい？」





「..誕生日おめでと」





「ありがとう。寝てたのにごめん、また明日ね」







ぷつ、と切れる電話 。


学校での叶くんは誰にでも優しくて
親切で、影では相談屋さんなんて名前もある


格好良くて、人気者で。
お付き合いになるとき、色んな人から妬みや嫉妬を貰ったけど
学祭で、あんなの言われたら 誰も何も言えなくなった。


恋愛なんてした事がなかったわたしの
スピードに合わせてくれて 少しずつ心を溶かすようにして
わたしの心に入り込んだ恋人。




表向きはわたしの方が嫉妬とか束縛とか
そういうイメージ持たれてるのに



二人きりになった彼は甘えたで
わたしの視界に自分以外がうつるのが嫌で
言葉にしないと、怒って。







わたしが嫉妬してるのを察したら
嬉しそうにして、さっきもそう。嬉しそうだった





彼が嬉しそうなら、楽しいなら、笑ってくれるなら
わたしはなんだっていい









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