【学パロ】ギャルと陰キャ【2434】

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「まゆ〜？」






再び開けられたドアと、それを止めようとする明那









「まゆの彼女さん？初めましてー！不破湊ですっ」





ドアの前にはティッ☆って効果音がつきそうな
とてもチャラそうな紫メッシュの人。


不破湊というらしい
..一年にこんな人見た事ないから多分先輩かな









「ふわっち入っちゃダメって言ったのに！...あれ？Aちゃんじゃん」









「明那さっきから声でかいうるさい。ここ保健室」









「Aは人の事言えないでしょ」









一気に賑やかになる保健室と
灰との時間が無くなることが嫌で 灰に巻きついてる腕の力を強くしたら「苦しいからやめて」と言われる









「え、まゆゆとAちゃん付き合ってたの？」









「Aは妹だよ」









「え！妹なの？」









どちらが言ったのか、はたまたハモったのかは分からないけど
驚いた顔の2人。まあ、普通は兄に抱きついたりしないよね
でも、わたしには灰しかいないし、灰にもわたししかいない。
だから、こういう風に抱きついても許容してくれる









本当は2人で話ししたかったんだけど
本人から今日学校いることを聞いた2人が飛んできて
灰も少し嬉しそうな顔をしていたから、4人で色々話しした

ここで食べようって私にお昼分けてくれたりもしたし
まあ、いいか、って。









「.....A、ちょっとこっち向いて」








「なに？」







わたしが灰の方を向けば 、
わたしに顔を近づけるなり髪の毛を耳に掛ける。
ふわっち先輩も明那も固まってるのが空気でわかる









「またピアス増やしたね」









「..うん、3個」









「耳、穴だらけになるよそのうち」









「ならないよ」









寂しいって思ったり、辛いことがあったとき
身体に傷をつけるのは灰も施設の人も許さなかったから
その代わりピアスなら、と言ってくれて
それからというもの そういう気持ちになったら
無心でピアスを開けてた。 何個になったかなんて覚えてないけど






「やっぱり兄妹の距離感じゃないって」








という明那。まあ、わたしらは普通の兄妹じゃないもん。









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