・モテ先輩 ページ11
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そんなことがあったことも忘れていた頃
下駄箱で靴を履き替えていれば後ろから大きな声が聞こえる
「Aちゃんおはよう！」
「朝から元気だなうるせえ黙れ。おはよう」
「そうやって言いつつ返してくれるの優しいすき」
「きも」
明那が頭に響く様なバカでかい声で話しかけてくる。
朝は低血圧のせいで体調が良くないのに。
教室は違うけれど、隣に歩きはじめぺらぺらと話しはじめて、それに適当に相槌を打っていれば
一年生の教室がある階がざわついていて
「なんか女子たちがざわついてんね」
「有名人でも来たんじゃないの」
「有名人て。..あー、もしかして俺の事か...」
調子乗り始めると面倒なので放っておこう、と
教室に入ろうとしたところで名前を呼ばれる
「Aちゃん！....Aちゃんだよね？」
声のした方へ振り返れば まあまた中性的かつ綺麗な顔立ちの人とその隣で欠伸しながら立ってる銀髪。
「...そうですけど。なにか？」
「あれー！？かなかなと葛葉くんじゃん！こっちの教室に何か用事？」
「かなかな..葛葉........。あ、」
明那が私を呼び止める2人に近寄ってきて名前を呼べば
あのバイト先に来てた2人か。と思い出す
そうだった、同じ学校だった
「いや、明那からAちゃんの話し聞いてお話ししてみたいな〜って思ってたんだけど中々姿が見えないから、きちゃった」
語尾にハートがつきそうな声色に思わず明那の後ろへ隠れる
「あれ、怖がらせちゃったかな」
「そりゃ先輩が自分のいる教室探してたらこえーだろ。帰んぞー、俺は眠い」
「え〜、せっかくの機会なのに..。あ、じゃあライン交換しようよ。僕のは明那からもらって。メッセージ待ってるね」
そう言うと女たらし先輩は銀髪が目を閉じ始めてるのを無理やり起こし教室に帰って行った
「..これ、拒否権あると思う？」
「ないと思う」
「だよね...」
「無視したらかなかな毎日来そう。」
「最悪」
騒ぎに気づいた刀也がなになに？と聞いてきたのを
無言で背中を叩き、仕方なしにラインに女たらし先輩の名前を入れる
刀也は理不尽！！！とキレていたが
野次馬根性が腹たったのだから仕方ない。
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漆原静乃(プロフ) - もし可能なら更新を続けてほしいくらい、この小説がすきです…お弦もいっぱいでてくるし(笑) (2022年2月5日 21時) (
レス) @page30 id: 6e2d86449b (このIDを非表示/違反報告)
いちごあめ - すっごくお話面白いです︎⸜❤︎⸝体調にお気をつけてください…！これからも応援してます🧸 (2022年2月4日 7時) (レス) @page30 id: 0026118263 (このIDを非表示/違反報告)
ずー(プロフ) - 学パロの中でもどタイプなお話でほんっっとにキュンキュンします……好きです……… (2022年1月4日 10時) (レス) @page30 id: 4b5e92d3ed (このIDを非表示/違反報告)
のあ - え好き…めっちゃ好きです…。 (2021年8月30日 5時) (レス) id: c8b47196a9 (このIDを非表示/違反報告)
タナカ(プロフ) - リオさん» コメントありがとうございます..！感想が何よりのモチベーションになります；；更新遅いですがまた気が向いたら見に来てください (2021年7月29日 19時) (レス) id: 5d92aa6fb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：タナカ | 作成日時：2021年6月5日 23時
