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side緑
久しぶりの休みで高校生組は自由な日。流星とのんちゃんは遊びに行って、俺は予定も無かったし淳太くんの体調があんまり良くないって聞いたから1日家でゆっくりしようと思ってた。しげも似たようなもんって言ってたし、2人にすると何となく今は怖いやろ?笑

赤「じゅーんた!」

ほら、いたずらっ子が仕掛けに行ったで。その間に洗濯してご飯作って…って頭の中でやること組み立ててたら、想像してた騒がしさが無いことに気がついた。…いつもやったらツッコミとか、しげにやり返そうとする淳太くんの声するよな……?

黄「……ぐずっ、ぅ……」
赤「…じゅんた……?」

焦ったように、驚いたように淳太くんを呼ぶしげの声。
と、すすり泣く淳太くんの微かな声。…泣いてる?淳太くんが…?
泣いてる事を認識した瞬間、凄い焦りと心配が身体を駆け巡った。勢いのままにドア開けて、

緑「しげ!!やりすぎんな言われてたやろ!!」
赤「ちゃう、俺いつも通りにしてて、」
緑「いつも通りでなんで泣かせるようなことなるん!?」
赤「わからんよ!俺も分からん!!」
緑「…俺らが焦ってもしゃーないな。しげ、それ片しといて。俺淳太くん落ち着かせるから」
赤「…わかった」

こうやって言い合いしてる間もラグに座り込んでボロボロ涙を流す淳太くん。俺らが言い合ってても仕方ないし、これ以上泣きすぎて体調悪化してもしんどい。とにかく話を聞くのは後にして淳太くんを落ち着かせることに集中しなあかんな……

緑「淳太くん、淳太くん、もうしげに怒ったから泣かんでええよ。大丈夫大丈夫。」
黄「…っ、かみちゃ、ぐす」
緑「うん、神ちゃんやで。ほら、深呼吸して」
黄「も、だいじょうぶ」
緑「落ち着いた?ソファ座ろ、床よりしんどくないやろ?」

体調が悪化した様子もなく、ただボロボロ泣く淳太くんをとにかくソファに上げて隣で背中をさする。さっきほど息荒らしてないけど、まだ泣いてるな〜ってくらいに落ち着いてきた頃、しげが戻ってきた。

緑「しげ、淳太くん。俺暖かい飲み物作ってくるな。」
赤「分かった」
黄「……」

しげとアイコンタクト交わして、目線だけで謝っとけよ。と伝える。そのままキッチンに行って、ホットミルクの準備。声掛けた時、淳太くんも頷いてたからあとはしげに任せようかな。

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作者名:にと | 作成日時:2020年11月29日 17時

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