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・淳太くんと熱 ページ17

side黄
…実は、俺今ちょっと調子悪いねん。でも、気づかれたら心配とか迷惑かけてまうし…どうしよ…もうご飯も食べたしあとは寝るだけ、何とか誤魔化せるか……?

橙「淳太くん、今日何時もより食べへんかったな…調子悪い?」
黄「いや?全然平気や、元気やで。」
橙「うーん、そんならいいんやけど…」
黄「でも念の為今日は早く寝よかな」
橙「うん、そうしてやー」

やっばい、照史にバレたかも……でももう寝るって言うたし、今日早く休んでゆっくり寝たらなんとか…治っててくれ……!


side橙
昨日、淳太くんの調子が悪そうやったから早めに寝かしてんけど、やっぱり調子悪いんやろか。でも今日もご飯は作らなあかんし、濱ちゃんに任せるしかないな…

橙「濱ちゃん、あのな…」
紫「ん、どしたん?淳太?」
橙「そうそう、気づいてた?もしかしたら調子崩してるかも…」
紫「どうやろなぁ…とりあえず見てくるわ。」

よし、OK。心配やけど、調子悪いなら悪いでお粥とかの準備もあるから、濱ちゃんに任せることにする。


side紫
照史から頼まれて、いつも通り起こしに来た濱田です。っと、ふざけてる場合ちゃうな。

紫「淳太、入るで〜」

何時もなら返事あるんに、今日は無い。これはもしかせずとも、体調崩したな…最近調子良かったし、大変かもなぁ……

黄「…ん、はまちゃ……?」
紫「しんどいなぁ、無理に起きんくてええよ、寝とく?」
黄「や、したいきたい……」
紫「ん、分かった。でも絶対無理せんでや、なんかあったら言う。分かった?」
黄「ん……」

顔真っ赤で息荒くしてベッドに沈んでた。結構しんどそうで、久しぶりってのもあって心細かったんやろな…そんな淳太を1人にはしておけんから、残りの奴ら起こすのは後回しにして下に毛布で包んだ淳太を運ぶ。

橙「淳太くん大丈夫?熱高そやなぁ……どっか痛いとこある?食欲は?」
紫「照史、ちょっと落ち着け(笑)」
黄「さむい……しんどい、ちょっとあたまいたい…」
橙「ご飯食べれる?」
黄「いらん……」
橙「ん、でもちょっとだけ食べてくれる?俺頑張って美味しいの作るからさ」
黄「…ちょっとだけ、やで……?」

体調悪い淳太はいつもより素直で、ちょっと甘えたや。不謹慎やけど、いつもとのギャップがあって可愛ええねん。でも悪化したり無茶すると熱どころじゃ済まんくなる。淳太としても自分の身体が弱いことを気にしてるけど、こん時ばかりはそれどころや無くしんどいんやろな……

・→←・7色の夜。



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作者名:にと | 作成日時:2020年11月29日 17時

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