【2j3j】これはこれでいいのでは？【男主】

慣れてきた新人と大人な先輩 ページ10

ポロンポロンとなるスマホの画面を見ながら
少し笑みを浮かべる。

そのスマホの画面には
通知で画面がうまるほどの
コラボ依頼や先輩からのお誘いのメッセージ。

ホントは一つ一つ丁寧に返事をしたいのだが、
流石にこの場なので詳しくは後ほど見ることにして
スマホの電源を落とそうとボタンに指をかけたら



「やば、めっちゃメッセージ来てるじゃん。人気者だねw」



そう言って笑いながら画面を覗き込む叶先輩に

『あ！勝手に見ましたねぇ〜！ど変態〜っと言いたいところですけど叶先輩がオフコラに誘ってくれたおかげなので…まぁ変態だけで許してあげましょう！』

と小声でなんちゃってと付け足し
冗談ぽく笑うと


「令くんがここまで慣れてくれてよかった！」

とホッとしたように優しく告げる先輩は
天使…というよりかかっこよく見えた



「何の話してんの？」

マネージャーさんと話していた葛葉先輩が少し距離があるところで話しかける。


「令くんがモテ期になっちゃったなぁって話」
『今僕モテモテです』


そう言えばなんで二人はこんな新人に手厚くしてくれたんだろう…

そんな謎が頭をよぎった。



『あの、二人はなんでそんなに僕に良くしてくれるんですか？』

そう言うとふたりとも一瞬目を合わせて少し考えたように同時に口を開いた。



「ナイショ♡」
「また今度教えるわ」



そこは合わせろよ！と笑い合う二人に
謎は解けるどころか深まってしまったようだ。


ﾌﾞｰﾌﾞｰｯと誰かの電話が鳴る。
「あ、僕だ」
そう叶先輩が言って
少し席外すね。と一言言ってから少し離れたところで電話を取る。


「移動じゃね？」
『収録のあとってなんかあるんですか？！』

僕の発言に
えっと一言飲み込んだ葛葉先輩は続けて

「あ、お前収録初めてだったか、まぁ無いときもあるけど収録後とかはマネとかと飯行ったり他の人の収録みたりするんだよ。まぁ帰ってもいいけど」


『ほへぇー！！！！すごい！！そんなこともできるんですね！？！』



「うーん反応が学生でよろしい。しかしリアクション点数低めの-999点！」


『ひっっ…っく！！！学生割引的なものないんだ…』



「あってこれだからな！いやぁ〜まだまだだねぇ〜！キミ…ざっこいねぇ！！」

『出たな「キミ…ざっこいねぇ！」』





しばらくすると…





「ふぃー！今日はもう何もないみたい！そうだ令くん。良ければ本社まわってみない？」


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

(中間チョキチョキ切り抜きとやら)→←切り抜かれました。(事後報告)

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す