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161・もしも… ページ16

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「あの、」

「ん?」

「あの、黒川さんが…桐山さんが私をこっちに
呼びたいって話してた、って仰って下さってたって…」

「あのバカ。まだ本決まりじゃないし
俺達が言ってるだけなんだけど…期間限定でもいいから
ウチに欲しいね、って村上さんと話してたんだよ。」

「…ありがとうございます。」

「本社だって、離したくないだろうけど…
まぁちょっとだけでいいから頭の片隅に置いといて」

「……、はい」


って返事して、よぎるのは翔太さんとの事。




もし、そうなったら、
私は……翔太さんはどうするんだろう……





「じゃ、お疲れ様」

「ご飯、ありがとうございます。」

「いーえ。じゃ、明日、最終日もヨロシクね」

「はい、お疲れ様でした。」


フリフリと手を振って
帰ってくのを見届けて部屋に入る。


…お弁当を開くと、大きなうなぎがドンと乗ってて…
すごい美味しそう…ヤバ。


お茶をいれて、手を合わせ、
食べ始めると鳴った着信音に飛びついた。


「翔太さん!お疲れ様です」

『ん、お疲れ。』

「まだ、お外?」

『おん。今、ラウと涼太と移動中なんだけど、
ちょっとてっぺん超えそうで、今日は電話できないかも
って思ってかけてみた』

「ありがとうございます。
声聞きたかったので嬉しいです」

『…お前、』

「ん?」

『しょっぴー、真っ赤。えー、どうしたのぉ?
ラウうっせ、あぁもぅ、ツンツンすんなって、』

って電話の向こうでキャッキャしてる。

「Aのお陰で真っ赤だわ」

「んふ。でも本当の事ですよ?」

って言ったらヒュッって息を吸った翔太さんが
言葉になんない声をあげてて……可愛い。
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162・ツンツン→←160・鰻弁当 11/7



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もここ*(プロフ) - もちさん» ありがとうございます( *´艸`)ラストまで頑張ります! (2023年2月28日 12時) (レス) id: d240afcf39 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます!入院中なんですね…。あまりご無理なさらないでくださいね。、でも、更新楽しみにしています!お大事にしてください。 (2023年2月28日 6時) (レス) @page28 id: aec85bc555 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もここ | 作成日時:2022年10月31日 8時

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