１６０・鰻弁当 11/7 ページ15
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終業時間１時間前、村上さんに呼ばれ向かうと
黒川さんと山本さんと桐山さんと
初めてみる社員さんがいた。
「…Aさん、申し訳ない。」
「え？」
「黒川がＫ社の書類、破棄した事を認めたよ」
「え？どうして、」
「…食事を断った腹いせだって。最悪」
って山本さんが嫌悪感丸出しで黒川さんを睨みつけた。
「黒川、」
「…はい」
「上に報告するからそのつもりで。
Aさん、せっかく手伝いに来てくれてるのに、
諸々、本当に申し訳ない。」
「いえ。誤解が解けてよかったです」
って返す。黒川さんが悪いだけで
村上さんや桐山さんは悪くないし。
あの場で黒川さんの言葉を信じるのは
当然と言えば当然だろうし。
頭を下げ、部屋を出て
社員さんと山本さんにお礼を言って、
なにか言いたげな黒川さんにも軽く会釈をして
自席に戻って今日の分の仕事に手をつける。
終業時間を少し過ぎた頃、
ようやく終わって伸びをしていると
「おつかれさーん。Aさん、うなぎ好き？」
「え？はい、好きです」
「これ、会社の前にある老舗の店の
お弁当なんだけど…ハイ、疑ったお詫び」
「イヤそんな、桐山さんのせいじゃ」
「ううん、食べて食べて。めっちゃ美味いから。
で、コレでチャラにして頂けると有り難い」
ニッコリ笑う桐山さんにお礼を言って
有り難く頂いて、帰り支度をして一緒に会社を出る。
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もここ*(プロフ) - もちさん» ありがとうございます( *´艸`)ラストまで頑張ります！ (2023年2月28日 12時) (
レス) id: d240afcf39 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます！入院中なんですね…。あまりご無理なさらないでくださいね。、でも、更新楽しみにしています！お大事にしてください。 (2023年2月28日 6時) (レス) @page28 id: aec85bc555 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もここ
| 作成日時：2022年10月31日 8時
