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されるがままでいる俺に康二が
「ギュ!ダテ、ぎゅ!」
って小声でジェスチャーしながらいうから、
ちょっと笑って抱きしめると
「…はぁ、やば。めっちゃ好き…」
と、つぶやくように言ったAの声に、グッときて。
さっきまでの負の感情がどっかに飛んでった感じがした。
「…A?ここ、楽屋だから、さ」
「えー、もうちょっと」
なんてわがままを言うのは初めてで戸惑う俺に
「今日てっぺん越えるけど行って良いなら離れたげる」
なんて言うもんだから、うん、って頷いて
「待ってる、」
って言ったら
「そこはダメって言わなきゃ、明日早いんでしょう?
明日5時起きなんだよね?」
「でも、会いたい。」
「明日のお仕事って、体使うお仕事?」
「いや、明日は1日雑誌取材」
「そか。」
って言って立ち上がると屈んで耳元で
「今日は寝かせないから覚悟してね」
って言うと真っ赤になった俺をフフって笑うと
チュッチュッと2回頬に軽いキスをして
「…さ。頑張って巻きで終わる様に頑張ろうっと。」
って笑う彼女も真っ赤で。
普段こんな事絶対しない彼女のこの行為は、
心配しないでって言ってくれてるようで。
感謝と共にもう少し自信持っても良いのかな、て思った。
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──── end
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リアル設定な彼とシンガーソングライターな彼女。
同じ音楽番組での楽屋でのお話。
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めっちゃ好き≪orange≫→←僕の愛しいヒト01≪red≫
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作者名:もここ | 作成日時:2022年6月14日 3時