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13 side Ｓ 6/27 ページ25
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＝side Ｓ＝
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深いキスに慣れてないのか、
俺の胸元をタップするAさんがめちゃ可愛い。
涙目で手を伸ばすAさんに引き寄せられるように
抱きしめて撫でて、あちこちにキスを落としてく。
全て脱がせお互い真っ裸で抱き合う。
汗ばみあちぃけど、抱き合ってるだけでも
気持ちよくてフワフワする。
うわごとの様に俺を呼び捨てるAさん…
ううん、Aの声が掠れてる。
「鼓膜が喜ぶ」ってのを初めて実感出来る。
頭ん中まで気持ちいい。
そしてようやく、一つになれた時。
「翔太…だいすき、」
ってAの涙声に
「俺も、俺もすき」
って抱きしめ果てる。
ぐったりと動けないAのおでこにキスをして
後処理をして隣に寝転ぶと、コロンと横向いて
俺に抱きつくAが愛しい。
「…A？」
「あ、なまえ、呼び捨て…の、まま……」
「いやだ？」
「まさか。」
「……あの、さ。」
「……ん？どした？」
顔をあげようとしたAを抱きしめ
頭が上がらないようにホールドする。
「ちょっと、今は見ないで。」
「ん、」
って大人しく胸ん中に収まってる。
「…あの、さ。普段はさ、恥ずいから言えないんだけど…
その、俺、ちゃんとAが好きだから。
多分、Aが思うよりもっと。」
「も、っと？」
「ん。もー自分が自分じゃ無い位、惚れてる」
って私の頭のてっぺんに顎を乗せて言う。
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作者名：もここ
| 作成日時：2022年6月14日 3時
