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「気持ちは分からなくはないけどね」
ってふっかのフォローも
「あのさ。好きな子泣かせて喜ぶって、ただの変態だからね」
ってズバリとラウにキレ気味で言われた。
……コイツ、Aの事、すげぇ好きだもんなぁ…
＊
リハが終わって、メイクして。人数のいる俺らは交代制で。
ここ数日の寝不足もあって康二の膝かりて横になってたら
凄い音立てて人が入ってきてすぐそばに座る。
「翔太、なん、」
って言いかけて俺が驚いてるのを見て
「ふっか？！」
ってキレてる。
わかんねーけど、これ逃したらもうない気がして
手を掴んだら振り解こうとするけど…
……力で敵うわけねーよ。
「ごめん。いらない、なんて言うなよ、」
「……もう嫌い」
「だったら何でココにきた？
ふっかに何言われたかしんねーけど、」
「……、」
「俺、Aがすきだよ」
「私…それ要員じゃないの？」
「違うわ、バカ」
「ば、バカは翔太じゃん！」
「ん、俺。…惚れた女に"それ要員"だなんて
勘違いさせてんだから、バカとしか言いようがない」
「……、」
「ごめん。あんなの嘘だから。
俺、お前以外に付き合いてー女なんていねーから」
「私はいるけど。」
「はぁ？！」
「ふっかもダテ君も康二君も優しさの塊だし
絶対あんな事言わないよね。他のメンバーも皆優しいから
大事にしてくれるよね。」
「は、なにいってんのお前」
「私ね。お前しかいない、なんて言われて
私もなんて言って泣く様なオンナじゃないの。
ごめんね、ホントもう翔太は無理」
「……、」
「でも、ほんとに好きだと思うんだったら、
もう一度はじめから私を本気で落としに来たら？」
フフフって笑って帰ってく。
………マジか！
笑い出した俺にふっかと佐久間が
「翔太が壊れた」
とか言ってっけど。
やってやろうじゃん！
本気で落としに行って、次抱けたのは半年後だけど…
それはまぁ、また今度の話。
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──── end
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同業者な彼女と、リアル設定な彼。
メンバーとも仲良くて、みたいな感じ？
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増えてく想い≪orange≫ 哀？→←ガキな思考01≪blue≫
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作者名：もここ
| 作成日時：2022年6月14日 3時
