short stories ＝雪つめあわせ＝ (ページ14)

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酔ってふざけた事から知った彼の告白を受けたのは２ヶ月前。
休みが重なる事が無く、お互い有難い事に忙しくさせて
頂いていて。

付き合うって決めてから。
ラインこそ毎日やりとりしてるものの、

会うのは週に一度あるか、ないか。

だから、か。

私達は今もキスより先が、まだで。
今日こそは！と思ってた。

だけどさすがに直接は憚れるから、遠回しに言ったら。
ワザと確信ついた言葉を言わせようとしてきて。

恥ずかしさと、何で私ばっかりって感情が湧いて
言いたくなくなってついには喧嘩になった。

「もういい」
の言い方のせいで険悪なムード。

頭の片隅で、あぁそろそろ毎月のアレがくるからか…
なんて、思うけど。

そんなこと、翔太君には言えないし。
きっと俺に関係ねーだろ、って言われるって思ったら
そんな事も言えなくて、とグッと唇を噛んで我慢をする。

「…最悪。」

「…」

「…ガキ扱いすんな…」
舌打ちをして、部屋を出て行った。

カバン持ってってないから、帰ったわけじゃない。
多分、寝室…かな。

追いかけると、こっちに背を向けて
寝っ転がってる翔太君に声をかけるけど。
スマホを触ったままで完全無視。

そんな彼の態度になんだかイライラして
そっと扉を閉じると、そのまま家を飛び出した。

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