short stories ＝雪つめあわせ＝ (ページ12)

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「も、大好き」

「ふは。ありがとう。よかった、ちゃんと話せて。
ふっかに感謝、やで？」

「え？」

「俺らがなんか言うよりAさんが言った方が
いいだろうな、って思ったから」

って頭を掻くふっかに

「ふっかさぁぁぁん」

なんて抱きつきに行った康二君は、
ようやくいつもの康二君で、ホッとする。

♪〜

「ごめん、戻らないと」

「A、今日もウチ来て」

「…だから、呼び捨てないで、ってば。」

真っ赤になった私を満足そうに笑う康二君と、

「先輩と仲間のラブいの見たくねぇ」
ってイヤそうに笑う渡辺君に、みんなが笑ってるのを
背に戻りかけて

「ご飯、青椒肉絲がいいな」
って返したら

「まかしとき！」

って笑う康二君に手を振って、
みんなにお騒がせしましたと頭を下げて、

浮かれた足取りで少しずつ仕事モードの私、に戻ってく。

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ＥＮＤ

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同業者とリアル設定な彼。たまたま見た番組で
そんな話をしていた為にパニックになった彼を…みたいな話。
とにかく好きが言いたかったのと、
あかんとこあったら言うて、直すからって彼に
言わせたかったお話。

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