キミガスキ３≪雪blue≫

１３３・今さら、　7/24 ページ34

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すのtubeを見ながらご飯を食べて、
交代でお風呂に入ってスキンケアをして。

少し飲もうとグラスと缶を出してきた翔太さんに、
さっきもらった封筒を渡す。


「？なに、それ」

「ササキさんから。」

「？なんで」
って怪訝な顔。

「ササキさん、今週いっぱいで会社を辞めちゃうの。」

「へ？」

「ご結婚されて、お相手のご実家を継ぐんだって。
今日、最後の打ち合わせで…、その時に渡して欲しいって
預かったの」

「…、」

「見ても良いし、渡さなくても良いって言われたけど、
ちゃんと渡したいな、って思って」

「…いらない」

「どうして？」

「何書いてあんのか知らねーけど、今更何を…」

「そう思うなら読んでみたら良いと思う」

「お前はそれでいいの？」

「どうしてそこに私の気持ちがいるの？」

「…。」

「私の気持ちを言って良いなら…何が書いてあるかは
分からないけど…ちゃんと読んであげてほしい。」

「なんで、」

「後悔してる、って言ってた。傷つけたこと」

「…後悔、」

「翔太さんの言うように、今更なんだって気持ちも
わからなくはないけど…区切りをつけたいって言ってた、
その気持ちはわかるから」

「……、」
何も言わず、封を開けると黙読をした後


「ん、読んで良いよ…てか、読んで」
と、手紙を渡された。

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