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Ｙ ページ5
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「…そ、そうでもない、かな。」
って私が一歩後ずさると、
ふっかは頭をガシガシと掻いて
「…なーんだ。」
って笑う。なんなの、突然……
「あの、ふっか？」
「ん？」
「…酔ってる？」
「や？さっきまで仕事だし１００パー素面。」
「くる、って約束だっけ？」
「ううん、遊ぶだけ。ただ俺がAさんに
会いたくなったから会いに来てみただけ」
「え、」
「だめだった？」
「だめじゃ、ない、けど…なん、で」
「……照と、」
「ん？」
「なんもない。じゃ会えたし帰るわ」
「へ？もぅ？」
「なに？まだいて欲しい？」
「や、だって今来たばっかだし」
「明日早いんだろ？寝なきゃ」
「ん、でも」
「じゃ一緒に寝る？」
「へ？」
「ね、泊まってい？」
「え？泊ま、る？え？」
「おじゃましまーす」
そう言って靴を脱いで部屋に入ってく後を
慌てて追いかけるとソファーにカバンを置いて、
テーブルに時計とネックレスを外し置いてく。
「前借りた服ある？貸してー」
「え、あ、うん」
宅飲みした時に、酔っ払ってお酒こぼしたふっかに
コレ、着替えって貸した、私の持ってる服で
一番大きなスエットの事だってのは解るけど…なにこの展開。
「あんがとね」
って言いながら服を脱ぎ出したから、
ヒュッと息を吸って背を向けると暢気に笑ってる。
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作者名：もここ
| 作成日時：2022年5月5日 0時
