続・ヒーロー1≪green≫ ページ12
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翌々日、仕事へ行くと同僚のケイコに
「なに？その紙袋」
って聞かれて。
助けてもらった"ヒーロー"の事を話すと
ケイコのテンションが上がった。
「なにそれ！運命の出会いってヤツじゃない？！
ナニ？その人イケメン？！」
「…あんまり顔、よく見てないよ。
髪がサラサラ位しか覚えてないし……」
「即、約束取り付けなきゃ！」
「……今日、仕事終わりに、会う」
「やだ！マジ？！Aにしちゃ、積極的じゃない？！」
「服、返さなきゃだもん」
「恋に発展とかしちゃう？！」
「そんなんじゃないよ。
あっち、高校生だったんだもん…」
そう私が言うと固まったケイコの肩をポンポンして
微笑み、仕事に戻る。
＊
そう。
そんな風に、成り得るわけがない……。
あの日の翌日。
洗濯してアイロンもかけて。
手作りじゃ気持ち悪いだろうから、と
近くのケーキ屋さんに売ってる私好みのクッキーの
詰め合わせを買った後。
思い切って、ラインをしてみた。
数回のやり取りの後
【Aさんって…大学生？】
って聞かれて。
そんな幼いかなぁ？って凹みながら
【ううん。今年２４歳の会社員だよ。
"まぁくん"は…学生さん、かな？】
って聞いたら。
それまでテンポ良く帰ってきてた返事が
しばらく来なくなって。
【はい。高３で受験生ッス。】
って寝る間際に返事が来た。
年甲斐もなく。
もしかして？なんて。
ほのかな。
ホント、ほのかに湧いた恋心は。
その一言で、
キレーになくなちゃったんだ。
… …
彼のお家の最寄駅で待ち合わせ。
なのに。
帰り際に部長に呼び止められて。
待ち合わせ時間を少し過ぎた頃に、ようやく解放されて
慌ててラインしたら、待ってるって言うから
小走りでむかう。
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その場にしゃがみこみ、スマホをいじってたまぁくんを
駅の端っこに見つけた。
フッと顔を上げたかと思ったら
パッと立ち上がって、ペコンと会釈をした。
「ごめんなさい、約束したのに遅くなって」
って頭を下げる私に
「いや、そんな、全然！」
って、学ラン姿のまぁくんが首を振る。
学生服の彼と、スーツ姿の私。
どう見ても違和感アリアリな私達。
………だめだ。
早く済ませて退散しなきゃ。
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もここ*(プロフ) - cha_toさん» ご報告頂きありがとう(^^)低評価押しちゃったかな？だとしたら大丈夫ですよ！誰が何を押したとか分からないので(o‘∀‘o)bお読み頂けたのが嬉しい★ありがとうございます(^^)これからもよろしくデス( *´艸`) (2018年10月7日 17時) (
レス) id: 425ce2b5e3 (このIDを非表示/違反報告)
cha_to(プロフ) - 先程、うちの4歳が勝手に評価ボタンを押してしまったようです！ 申し訳ありません……。いつも楽しく拝見しています。 (2018年10月7日 10時) (レス) id: 5fd9c62cc4 (このIDを非表示/違反報告)
もここ*(プロフ) - にのさん» こちらこそ、いつもありがとう( *´艸`)これからもどうぞよろしくねん★ (2017年6月9日 22時) (レス) id: e073dcb3cb (このIDを非表示/違反報告)
にの(プロフ) - 翔くんのヤキモチに、素直になれない態度にヤラれちゃいます！いつもお話ありがとうございます！！(*^-^*) (2017年5月27日 12時) (レス) id: 3dcc15c96a (このIDを非表示/違反報告)
もここ*(プロフ) - 美紀さん» 全然！プレッシャーじゃないよ？寧ろいつもありがとう！だよ！！コレ、実は前々に書きかけのヤツで言ってたのとは違うの。翔さんのはね、ひとつ書き始めたはいいけど中途半端過ぎて…あぁ時間がほすぃ。上手く時間のやりくりが出来ないの… (2017年5月21日 14時) (レス) id: e073dcb3cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もここ
| 作成日時：2015年11月5日 23時
