……………… 03 ページ23
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「ん。やる。」
グッと腕を前に出して袋を差し出すと。
無言で受け取って中を見て一瞬ニヤけた。
でも、すぐ戻すと、プイッと背を向け歩き出す。
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そんなAを後ろから抱きしめる。
「……俺が悪かったです。ごめんなさい。」
「それは何に対しての、ごめん？」
「勝手に食べてんのに謝らないこと。
ゲームに夢中で話もろくに聞かなかったこと。
色々してもらってんのに…勝手にやってるみたいな
言い方したこと。」
「……それだけ？」
「…"たかがプリン"って.…言いました」
「…お礼にもらったと言ったよねー、
聞いてなかったけどねー」
「……ごめんなさい」
「ありがとうがいっぱい詰まった限定プリンは
さぞ美味しかったでしょうなぁ？」
「……甘さ控え目で、大変美味しゅうございました。」
「くー。まじか。あのカズ君がペロリと食べちゃう
激ウマ限定プリン……食べたかったよ。」
「ごめん」
謝る俺に体を向けて目を見ると
「……次は一緒に食べようね？」
ニコニコと微笑むAを抱きしめた。
「ありがと、A。」
なんか、申し訳なさがMAXで
…本当凹むわ…と、思ってると
「…激ウマスペシャルデラックス限定プリン…」
腕の中でぽそっと呟くAがおかしくて笑う。
…なんか、前置きいっぱい増えてるし。
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「…へへ。
やっぱり…笑顔のカズ君がだぁいすきだよー、
なんてなー」
と、真っ赤になって照れてるし。
「さっきの、一緒に食べよ？」
俺の言葉にニコーッって笑って頷くから
髪に指を差し入れて頭を掴むと唇にカプッと喰む。
舌で唇を撫でるとリップ音を立て少し離れると
「俺はコッチのが食べたい…」
って言ったら
「……私も」
なんて、色のついた瞳でAが言うから…？
……まぁ、美味しく頂いちゃいました。
まぁ。
そこは、俺たちだけの秘密って事で。
すいませんね。
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『ピンチ』ｆｉｎ…
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とも(プロフ) - もここさんのお話…全部拝読していたはず？なんだけど〜今、処女作から読み直ししてます。この中のかずくんがピュア？すぎて可愛い。キュンキュンが止まらないです。 (2021年9月30日 12時) (
レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
なるちゃん(プロフ) - 本編もとても良かったけれど、番外編に泣かされましたー！かずくんもりょうくんもいいコで私は嬉しい！！ (2018年1月13日 11時) (レス) id: a1fe1fb9b8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - いい小説ですね続きをお願いします (2017年1月21日 14時) (レス) id: 008d99490d (このIDを非表示/違反報告)
もここ(プロフ) - (名前)chuckさん» 今、気づきました。コメントありがとうございました。これからも頑張ります！ (2016年6月8日 9時) (レス) id: d9c9fbc1fd (このIDを非表示/違反報告)
(名前)chuck(プロフ) - 突然すいません、今日こちらの作品読ませていただきました。とても素敵な作品でどうしてもコメントしたくなってしまいました。これから一読者として作品読ませてもらいますのでよろしくお願いします。応援してます！ (2016年3月26日 21時) (レス) id: 4a59c511ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もここ
| 作成日時：2015年7月4日 0時
