……………… 03 side N ページ3
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「…この人が翔くん。リョウは翔くんに
似てて小さいから、ミニ翔。」
「…こんなおれ、カッケー？」
「んふふ、カッケーよ。
……でね、この人がAちゃんの大好きな人〜」
と、俺を指差した。
言いながら真っ赤になるAがクソ可愛い。
頭を撫でると照れ臭そうに微笑んだ。
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「カズは？Aちゃん、好き？」
「あぁ。すげー、好き。しかも幼稚園児だろうが
他のオトコと結婚の約束したってだけでヤキモチを
妬いちゃう位、惚れてんのー」
俺の言葉にAが困ったような顔で微笑む。
そんなAの頭をポンポンした。
リョウはなんか言いたげに
でも何も言わずに俺をじっと見る。
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「ね、ちょっと2人で遊んでてもらえる？
Aちゃん、用事を済ませたいの」
と、Aがリョウに告げると
「……えー…しょーがねーなー…」
と、腰に手を当て言った。
は？
リョウがスゲー嫌な顔すんですけどー。
なんか、すげーえらそーなんスけどー！
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Aはそんな俺らを見て苦笑いを浮かべつつ
立ち上がるとバタバタと用事を始める。
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「な。カズ」
と、いきなりの呼び捨て。
「ね。俺さ、リョウよりすげー年上なんだけど？」
「は。ちっさいな、お前」
……なに、こいつ。
ああ言えばこう言う…ミカさんの子だから？
近頃のガキンチョはみんなこんな？
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「これさ、カズの？」
テーブルに置いたままのゲーム機を指差す。
「Aはしねーから、そーなんじゃね？」
なんて、大人気なくぶっきら棒に言うと
「……ソフト、なに？…あ！おれ、コレ
母ちゃんに買ってって言ったのに誕生日まで待てって
言われるヤツだ！
ね、ね、面白い？カズ、何処まで行った？」
……急に抱きつかれてカズ君戸惑うんですけど。
隣にぴったり座ると目がウキウキしてる。
……見せろって事ね。
パコッと開けて始めると
「うっわ！すっげ！
カズ、もうすぐラスボスじゃん！まじか！」
すっかり目がキラキラして尊敬の眼差しで
俺を見あげて、ニィッと笑ったリョウ。
なんか。
思いがけず、認めてもらえまし、た？
さっきまでの毛嫌い、なんなの？とか思う位
べったりニコニコしてくれて拍子抜けした。
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とも(プロフ) - もここさんのお話…全部拝読していたはず？なんだけど〜今、処女作から読み直ししてます。この中のかずくんがピュア？すぎて可愛い。キュンキュンが止まらないです。 (2021年9月30日 12時) (
レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
なるちゃん(プロフ) - 本編もとても良かったけれど、番外編に泣かされましたー！かずくんもりょうくんもいいコで私は嬉しい！！ (2018年1月13日 11時) (レス) id: a1fe1fb9b8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - いい小説ですね続きをお願いします (2017年1月21日 14時) (レス) id: 008d99490d (このIDを非表示/違反報告)
もここ(プロフ) - (名前)chuckさん» 今、気づきました。コメントありがとうございました。これからも頑張ります！ (2016年6月8日 9時) (レス) id: d9c9fbc1fd (このIDを非表示/違反報告)
(名前)chuck(プロフ) - 突然すいません、今日こちらの作品読ませていただきました。とても素敵な作品でどうしてもコメントしたくなってしまいました。これから一読者として作品読ませてもらいますのでよろしくお願いします。応援してます！ (2016年3月26日 21時) (レス) id: 4a59c511ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もここ
| 作成日時：2015年7月4日 0時
