揺れる……… 01 ページ14
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『嵐 二宮 和也、キョウカ 熱愛発覚！』
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今日は社食に行けそうにないスケジュールだから、
お昼用にサンドイッチとカフェオレを買うために
入ったコンビニで。
嫌な言葉の見出しが目に入る。
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……近々なんかあったっけ？
んー、分かんない。ま、いっか。
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でも。
サンドイッチのつもりが手に持ってたのは
栄養補助ビスケットで。
しかもそれに気づいたのは食べる時で。
やっぱり動揺してんだな、と思ったら笑えた。
もぐもぐ口を動かしながら目の前の仕事を片付ける。
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カズ君は、本当よく噂になる。
ホントの事もあるし、ガセも勿論ある。
付き合ってた時も、別れてた時も。
……それはもうコンスタントに。
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そして。やり直した今も、ある。
別にね。初めてじゃないしね。
慣れてる、そう思うけど。
やっぱり心の中は、穏やかじゃないわけで。
周りに八つ当たりとかね、しちゃうんだ。
で、ただいま自己嫌悪、です……。
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「どーした、Aちゃん？」
どこぞの国の王子様みたいなキラキラした
外見をもつタカハシちゃん。
実はカレシが居て。熊さんみたいな体格の
同じエンジニアのヨシダさんにベタ惚れで。
お互い。
理由は違えど"人に言えない恋愛"をしてるからか、
意気投合してすっかり親友みたいな間柄。
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「絶賛自己嫌悪中……」
「…行く？」
クイクイと飲むマネ。
「ん、行くぅ…」
「ウチ？Aちゃん家？」
「……ウチでいーよ。」
「じゃ、もうちょっと頑張れ！」
頭をポンポンと撫でてくれた。
斜め前のキミちゃんがキュンってして
「Aさん、羨ましいですぅ」
なんてクネクネしてるのを苦笑いで流す。
…カズ君のと違う。ドキドキしない。
好きだから嬉しいんだよね、こういうのって、さ。
＊
仕事が終わるとビールや焼酎を一緒に買い込んで
荷物を当たり前の様に持ってくれて背中に手を
添えてくれる。
……これ、勘違いするよね。
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「ヨシダさんは良いの？」
「…うん、平気。」
照れ臭そうに頭を掻いてる。
キミちゃんたちが見たら騒ぐだろうなぁ…と、ぼんやり思う。
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とも(プロフ) - もここさんのお話…全部拝読していたはず？なんだけど〜今、処女作から読み直ししてます。この中のかずくんがピュア？すぎて可愛い。キュンキュンが止まらないです。 (2021年9月30日 12時) (
レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
なるちゃん(プロフ) - 本編もとても良かったけれど、番外編に泣かされましたー！かずくんもりょうくんもいいコで私は嬉しい！！ (2018年1月13日 11時) (レス) id: a1fe1fb9b8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - いい小説ですね続きをお願いします (2017年1月21日 14時) (レス) id: 008d99490d (このIDを非表示/違反報告)
もここ(プロフ) - (名前)chuckさん» 今、気づきました。コメントありがとうございました。これからも頑張ります！ (2016年6月8日 9時) (レス) id: d9c9fbc1fd (このIDを非表示/違反報告)
(名前)chuck(プロフ) - 突然すいません、今日こちらの作品読ませていただきました。とても素敵な作品でどうしてもコメントしたくなってしまいました。これから一読者として作品読ませてもらいますのでよろしくお願いします。応援してます！ (2016年3月26日 21時) (レス) id: 4a59c511ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もここ
| 作成日時：2015年7月4日 0時
