ネバーランド【Kei.I】 (ページ31)

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1人残された教室

空はもう太陽が沈みかけていて

星もきらきらと輝き始めた

『ふぅ、、』

『、やるっきゃないよね』

片付けはまだ半分ほど残っている

後夜祭が始まって花火までの時間は1時間

「＿＿＿大変長らくお待たせしました！それでは！後夜祭スタートです！！！」

後夜祭のスタートを知らせるバンド演奏が始まった

『あ、始まっちゃった、急ご』

早く終わらせないと後夜祭そのものに参加出来ないかもしれない

それに、、

今年は慧くんと一緒に花火を見れたらなぁ

なんて思ったり。

『終わらせるしかない！』

『よしっ、やるか！！』

頬をぺちんと叩いて気合いをいれ

大道具に手を伸ばした＿＿＿＿

『、、、終わんなぁいい！！』

いや想像はしてたけど、こんなに進まないことある？

開始から40分

初めてから半分も進んでない

はなびとか云々の前に、後夜祭に参加できるか、、

『ん〜、、諦めるしかないか、』

『、、いいなぁ、楽しそう、、』

窓から除くときらきらの照明が眩しい

特設ステージではダンスしてたり

友だちや恋人と歩く姿が見える

『、慧くんと花火見たかったなぁ、、』

じわじわと目に涙が溜まるのがわかる

「、、Aみーつけた」

突然背後から聞こえた声

聞き間違えるはずない、、私の大好きな声

『ぇ、慧くん、？』

振り返ると入口に立ってる彼

伊野尾「迎えにきたよ」

ふわっと微笑んでそう言ったんだ