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視線が交わる
でも、慧くんは何か言うわけでも
こっちに来てくれる訳でもない
ただじっと私を見つめてるの。
『っ、』
知念「A?」
慧くんが見ててくれる
私が自分から行動に移すことを
ちゃんと待っていてくれる。
それだけでどこかほっとした。
ふ〜、深く深呼吸をして
私は1歩踏み出した。
『ごめん、私、他にもやることあって、』
『そっちにまで手が回んないんだ、、。』
言えた!
男子生徒「そうだよな!西野の負担大きかったよな、、」
男子生徒「ごめん、ちょっと頼りすぎた!」
『あ、全然そんな!私の方こそごめんね!』
自分の気持ち、ちゃんと言えた、!!
知念「A、ちゃんと言えるんじゃん。」
『えへへっ、』
私の頭の上に侑李の手が乗る
『そんなわしゃわしゃしないでよ〜!』
知念「頑張ったからね」
ん〜、髪の毛崩れちゃうのにー
伊野尾「ほら知念、そこら辺でやめといてあげて?」
『慧くん!』
どこからか颯爽と現れた慧くん。
伊野尾「A」
伊野尾「よく頑張りました」
今度は慧くんの手が頭の上に乗る
そのまま髪を整えてくれて
なんかすごくドキドキする。
「っ、慧くんのおかげ。ありがとう!」
あぁ、心の中が慧くんでいっぱいだ
知念「、、、。」
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作者名:とまとぅ | 作成日時:2021年5月15日 17時