ネバーランド【Kei.I】 (ページ18)

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数日後

気づけば学校祭まで残り1週間

私たちの準備作業も大詰めを迎えていた。

菜乃花「A！ここってこれで合ってるっけ？」

『えーっと、うん！そうそう！！』

女子生徒「Aちゃーん！ちょっとここの確認して欲しいんだけどいいー？」

『今行きまーす！』

クラス中が活気づいていて

いよいよこれから！！って感じ

その分、私の仕事も増えてきて最高潮に忙しい

最近は慧くんも学校に来ることが増えたんだ。

慧くんと話してるのはすごく心地よくて

ずっと話してたいなって思っちゃうくらい！

知念「A、ちょっと休んだら？」

『いいの？じゃあお言葉に甘えて、』

『ちょっと休憩させてもらおうかな！』

知念「最近なんか素直じゃん。」

『え、そうかな～？』

実は、慧くんと屋上で話した日から

少し息抜きすることも意識するようになったんだ。

男子生徒「あ、おい西野！」

男子生徒「ちょっとこれやっといてくんね？」

『えっ、わっ、、』

そう言って私にペンキを渡してきた。

知念「え、ちょっと、まってよ」

『侑李、』

"大丈夫だから"

そう言おうとした。

だけどその言葉は出てこなかった。

視線の先には

私を見ている慧くんがいたから。