..13.. ページ15
.
『うぅぅ、、眠い、、。』
菜乃花「Aほんとに大丈夫なの?」
全然大丈夫なんかじゃない。
結局、実行委員になった後も
性格上、頼まれたものは断れなくて
全部引き受けてたら寝不足がひどい。
知念「A、一人で抱えちゃダメだよ。」
『分かってる。大丈夫だから心配しないで!』
知念「絶対大丈夫じゃないくせに、、。」
断ったらみんなにどう思われるか分からない。
話通じないやつ
つまんないやつ
そんな風に思われたくないんだもん。
『ちょっと飲み物買いに行ってくる。』
二人にそう言って廊下に出た。
自販機に向かって歩いてたら
どこからか風を感じたんだ。
『屋上から、、?』
不思議と足が勝手に向かっていく。
階段を一段、また一段と登って
屋上の扉に手をかけた。
『、、開いてる。』
___ガチャ
静かに音を立てて扉を押した。
そこにはあの日と同じ青い空が広がっていて
『あっ、、。』
こちらに背を向けて立ってる人が一人。
ゆっくりと振り返って
伊野尾「あ、やっと来てくれた。」
伊野尾「なんでも話、聞いてあげるよ。」
そう言って、いつもの笑顔で笑ったんだ。
46人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:とまとぅ | 作成日時:2021年5月15日 17時