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『うぅぅ、、眠い、、。』




菜乃花「Aほんとに大丈夫なの?」






全然大丈夫なんかじゃない。






結局、実行委員になった後も

性格上、頼まれたものは断れなくて

全部引き受けてたら寝不足がひどい。






知念「A、一人で抱えちゃダメだよ。」




『分かってる。大丈夫だから心配しないで!』




知念「絶対大丈夫じゃないくせに、、。」






断ったらみんなにどう思われるか分からない。

話通じないやつ

つまんないやつ

そんな風に思われたくないんだもん。






『ちょっと飲み物買いに行ってくる。』




二人にそう言って廊下に出た。




自販機に向かって歩いてたら

どこからか風を感じたんだ。






『屋上から、、?』






不思議と足が勝手に向かっていく。

階段を一段、また一段と登って






屋上の扉に手をかけた。






『、、開いてる。』






___ガチャ






静かに音を立てて扉を押した。






そこにはあの日と同じ青い空が広がっていて






『あっ、、。』






こちらに背を向けて立ってる人が一人。

ゆっくりと振り返って






伊野尾「あ、やっと来てくれた。」

伊野尾「なんでも話、聞いてあげるよ。」






そう言って、いつもの笑顔で笑ったんだ。

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作者名:とまとぅ | 作成日時:2021年5月15日 17時

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