その美刀、現世 ページ40
ｓｉｄｅ杏璃
あのお風呂事件から少しして今は朝餉を皆で食べている。
「……あっ！そうだ！今日は政府での会議があるから二人連れて行かなきゃ為らないんだ。誰かにお願いしたいんだけど…」
と、主が思い出したように言う。
政府………今までそんなところには行ったことが無かったが何処か行きたいと思った
思わず
『主……其れ私が行っても構いませんか…？』
その言葉に主は驚いたように肩を振るわせるが
直ぐに微笑んで
「そうだな！帰りに町に寄って帰ろう！！」
と言ってくれた。いい人。マジ尊い！プライスレス！！←
そして俺に続くように
「では主殿。私も同行しても宜しいですかな？」
あれ、なんか一期の背後に吹雪が見えるーあれー笑
…───────
「……此処が政府の本部だ！」
主がそう指をさした場所には高い高層ビル。
あれは何階くらいあるんだろうか。……果てしない大きさだ←
見ているとちらほらと審神者らしき人と刀剣男士が建物の中に入っていく。
「杏璃殿、大丈夫ですかな？私も初めて此処に来たときはとても驚きましたよ。」
一期が言葉を止めた俺に気を使ってか、声を掛けてくれる。
『いえ、大丈夫ですよ。少し驚いたもので…』
都会にいたつもりだけどこれ程高いビルは見たことが無い。
意外と世間知らずだったのかも、
其れから受付の女の人に主は向かった後、何処か広い部屋に案内された。
部屋に入ると全員の目線が此方を向く。
…………………嗚呼、この目線は嫌いだな。何処か品定めでもするような視線だ。
それにきずいたのか主は俺を隠すように、一期は俺の一歩前に立ち威嚇するようにそちらを見た。
「主殿の席は彼方のようです。いきましょう」
そう言って席に颯爽と主は座り。俺達は後ろに控えた。
そして改めて彼等を見ると見事にレア組が多い。そして皆が皆して俺を見ると顔を覆ったり審神者に何か耳打ちをする。
集団イジメ……………？？
────────
ｓｉｄｅ一期一振
会議部屋への扉を開けたとき視線が一斉に此方を向く。
其れに杏璃殿は不愉快そうに顔を歪めた。
そんな些細なことでも主殿と私はきずくもので直ぐに彼を隠すべく動く。
席の後ろに控えながら誰か自分達の危険因子になり得る者は居るかと視線を巡らす。
そしてすぐに気づいた。
平安刀と呼ばれる刀達は皆一様に杏璃殿を見つめ、泣き崩れたり、自分達の主に早く杏璃を鍛刀しろ、などといっている
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 775人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まゆ(プロフ) - 刀剣乱舞って刀剣たちが亡くなってしまう時って刀は折れるから死んだかどうかってすぐ分かるんじゃ？ (2019年10月14日 8時) (
レス) id: 60ba35ccc3 (このIDを非表示/違反報告)
紫綺(プロフ) - 蒼さん» ご指摘ありがとうございます！そうなんですか…すみません、私の確認不足でした…!直させていただきます。返信遅くなってすみません！ (2017年5月18日 0時) (レス) id: 3e12735ed2 (このIDを非表示/違反報告)
蒼(プロフ) - コメント失礼します。質問なのですが、朱隠しの歌詞を載せてますよね。その歌詞って作詞作曲者様に許可を取っていますでしょうか？許可無しで載せていましたら消してください。占ツクの規約で無断転載は禁止されてます。お気をつけください。応援してます。 (2017年4月9日 22時) (レス) id: afd5471fbc (このIDを非表示/違反報告)
紫綺(プロフ) - 菜奈実@歌い手､声優､アニメ大好きですさん» ありがとう御座います！そう言っていただけて嬉しい( ´艸｀)です！シリアス多めにぶっ込みましたが、そういったネタも入れますよ！←← (2017年3月13日 21時) (レス) id: 3e12735ed2 (このIDを非表示/違反報告)
紫綺(プロフ) - 三色だんごさん» コメントありがとう御座います！ﾄﾞｺﾞｫ…そうですね笑何故かそういうイメージが…←←是からも宜しくお願いします！！ (2017年3月13日 21時) (レス) id: 3e12735ed2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紫綺 | 作成日時：2016年12月19日 19時
