その美刀、狂乱 ページ4
───ｓｉｄｅ杏璃
体に重力がもどるような、なんともいえない感覚を感じ、目を開ける。
…………………何処だよ！！！
目を開けて、上半身を起こして見たのは森………
いや。正確には、夜の不気味な森だ。
『……いや。俺はあの時死んだはずだし………』
余りに突然のことで、うまく頭が回らない。
────というかもっとさっきのみならず夢を見ていたかった←←
……とりあえず何処かに向かおう。人が何処かに居るはずだ………
そう考え、立ち上がると腰に何時もはない違和感と痛みを感じた。
体を見ると、
────手足には身に覚えのない傷と
…………………腰には刀が提がっていた。
『………え？は？というか、服も違うし………』
余計に混乱し、目をパチパチとする。
取りあえず、刀を抜いてみると、その刀は薄い紅色を帯びていた。
そして、その刀に映った自分の姿に驚く。肩までだった黒髪は腰までにのびており、黒目が紅い瞳になったいた。
余計に混乱していると、背後から何か金属音がした。
ｷﾞｷﾞｷﾞ……と言う効果音がつきそうなくらいに首を後ろに向けると、…………………………
『ひっ！？』
その姿は刀を体に巻きつけたような奇怪な姿。
俺にとってはゲームで見慣れた…………刀剣乱舞の世界の敵の姿だった。
『ちょ！！嘘、だろ？』
自分でも情けない声を上げる。
だが、敵はそんな事気にせずに刀を振り下ろした。
『ｯ！、！────！？』
腕が切れる。
身の危険を感じ、思い切り走る。
やはり、敵も追ってくるがうまく巻くように走る。
実家の職業柄から、和服は着慣れているが、パニックから服から覗く腕や脚が木で切れ、髪をまとめていた紅いリボンはきれてしまっていた。
乱れた息を整える。
「ﾐﾂｹﾀ……………ﾃｷﾀﾞ………ｺﾛｾ、ｺﾛｾ！！！」
そんな声が聞こえ、無意識に勢いよく腰の刀を振り抜く。
自分でも分かるくらいにその仕草は自然で、躰が勝手にうごいていた。
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まゆ(プロフ) - 刀剣乱舞って刀剣たちが亡くなってしまう時って刀は折れるから死んだかどうかってすぐ分かるんじゃ？ (2019年10月14日 8時) (
レス) id: 60ba35ccc3 (このIDを非表示/違反報告)
紫綺(プロフ) - 蒼さん» ご指摘ありがとうございます！そうなんですか…すみません、私の確認不足でした…!直させていただきます。返信遅くなってすみません！ (2017年5月18日 0時) (レス) id: 3e12735ed2 (このIDを非表示/違反報告)
蒼(プロフ) - コメント失礼します。質問なのですが、朱隠しの歌詞を載せてますよね。その歌詞って作詞作曲者様に許可を取っていますでしょうか？許可無しで載せていましたら消してください。占ツクの規約で無断転載は禁止されてます。お気をつけください。応援してます。 (2017年4月9日 22時) (レス) id: afd5471fbc (このIDを非表示/違反報告)
紫綺(プロフ) - 菜奈実@歌い手､声優､アニメ大好きですさん» ありがとう御座います！そう言っていただけて嬉しい( ´艸｀)です！シリアス多めにぶっ込みましたが、そういったネタも入れますよ！←← (2017年3月13日 21時) (レス) id: 3e12735ed2 (このIDを非表示/違反報告)
紫綺(プロフ) - 三色だんごさん» コメントありがとう御座います！ﾄﾞｺﾞｫ…そうですね笑何故かそういうイメージが…←←是からも宜しくお願いします！！ (2017年3月13日 21時) (レス) id: 3e12735ed2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫綺 | 作成日時：2016年12月19日 19時
