知らない19 ページ20
ロボロside
「くっくっく…、」
あー、笑った。
トン氏そんな大声でいってやらんくてもええやん…
まあ、面白いから俺としてはええんやけど。
恥ずかしかったのか、少し顔を赤くしたA。
真面目やからなぁ、こういう時おもろいわ。
笑っていると、何を思ったのかAは此方を向いた。
「！？」
驚いて肩を揺らす。何やろ、なんかしてもうたかな…
困惑していると、突如肩に手が置かれる。
うぉっと情けない声を出したあと、振り返る。
何回驚かせる気やねん…
其処には、見慣れた緑パーカー野郎が立っていた。
…此奴、
それで言えば俺もスパイなので、敵なのだけれども。
「…ロボロ、ききたいことと言うか、言いたいことがあんねんけど…今、ええか？」
「別にええけど…、」
「すまんな、ちょっとやから。」
*
「______んで、なんや？」
連れてこられたのは屋上。
いやぁ、話には持ってこいよな。此処。
何故かゾムは、いきなり深く被っていたフードを外した。
露わになったその表情は、厳しい顔をしていて、眉間にシワを寄せていた。
目線は地面にあって、目線が絡むことはない。
…なんかあったんやろか、敵といえどまあ元仲間である。何処か感情移入してしまうのだろう。
それから暫く、ゾムが口を開くのを待っていた。
「あのなぁ、呼ぶんやったら____「俺、間違えたかもしれん。」…はぁ？」
「もしかしたら、無能は、…いや、Aは何もしてないのかもしらん。
ただただに、俺らが勘違いして、誰かの手ひらの上で踊られとったんかも、しれん…。」
「…おう。」
唇を噛み締めて、必死に言葉を紡ごうとするゾム。
これが、本当であれば。
あとはきっともう少し。
もう少しで、またAが笑えるかもしれない。
そんな淡い期待を胸に抱きながら。
「俺は、俺はっ。Aを、信じたい…
もう遅いのはわかっとるけど、けど、Aに謝りたい…。ロボロは、信じられんかもやけど、俺は信じたい。」
「……ええんやない。」
「…え、」
「俺もAを信じとる。騙しとってごめんな。
きっと、Aなら許してくれるから。
____ほら、早よ謝ってきぃや！」
「っ、うん、行ってくるわ！」
――――――
モブです。
課題が終わったと思ったら追加が来ました。発狂。
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ネオンムーン(プロフ) - 闇夜さん» ありがとうございます。とても嬉しく思います。 (2020年6月29日 5時) (
レス) id: cbec7e84fa (このIDを非表示/違反報告)
闇夜(プロフ) - 一人一人皆さんすごいです！だから私は私他の人は他の人ということで！気にしなくで大丈夫かなって思います！上から目線て失礼しました(笑) (2020年6月29日 1時) (レス) id: 5b80112fa8 (このIDを非表示/違反報告)
モブＡ(プロフ) - 闇夜さん» コメントありがとうございます！いやぁ皆さん凄いですよね、置いてかれないよう頑張らないとです…！これならも精進していきますのでどうぞよろしくお願いします！ありがとうございました！！ (2020年6月28日 23時) (レス) id: b95d8c05d7 (このIDを非表示/違反報告)
ネオンムーン(プロフ) - 闇夜さん» あ分かりましたー！直しておきますね！ありがとうございます！ほんと皆さん凄いですよね…。それに比べて私は……。 (2020年6月28日 23時) (レス) id: cbec7e84fa (このIDを非表示/違反報告)
闇夜(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます！！ちょっと白色のセリフが読みにくいかな〜なんて…ごめんなさい！これからも応援してます！ (2020年6月28日 22時) (レス) id: 5b80112fa8 (このIDを非表示/違反報告)
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