僕達の歌姫【BTS】

･ ページ27

部屋を出て、すぐに隣の部屋をノックする。





コンコン




当たり前だけど返事はなくて。だから私は勝手に部屋を開ける。
そして迷わず毛布にくるまっているオッパを叩き起す。





『オッパ、朝ですよ。起きてください。』





??「…ん…無理…」





『無理じゃないです。お腹空きました。』




??「…１食くらい食わなくても死なねぇよ」





『私は死にます』



そんなコントのような事をしながら、私はオッパの布団を剥ぎ取る。




『今日、PDに呼ばれてるんですよ？遅刻出来ません』




私は2度寝させまいとそのまま布団を没収。
するとやっとの事で起き上がったのは、ユンギオッパ。





YG「…ねむ。」





けれど全くベットから起き上がろうとしない。
私は仕方なくオッパの腕を引っ張って立ち上がらせる。





『私まだ起こさなきゃ行けない人いるので、早くしてくださいー！』





YG「お前も朝から大変だな笑」




寝ぼけた顔のまま、ユンギオッパはふっと笑う。
チラリと見える歯茎がちょっとだけ可愛い…
じゃなくて！





『誰のせいですか』






私はむっと怒って言う。
ユンギオッパがさっさと起きてくれればもっとスムーズに進むんですけどね？！
私の思ってる事が伝わったのか、「悪かったよ笑」と言って頭をぽんぽんとして部屋を出て行った。






まぁもういつもの事だからいいけどさ。
なんて思いながら、私も後に続いて部屋を出る。
そしてまた隣の部屋をノックする、

･→←第4章 とある朝

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す