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第1章 出会い ページ3

〈JIMIN side〉






パンPDに連れられて、僕は今個別部屋にいる。
多分、新しくメンバーになるんだと思うんだけど…
それにしてもこの部屋に一人でいるのは不安すぎる。





ガチャ




そんな風に思っているといきなり扉が開き、パンPDが顔を出す。





「あ、お疲れ様です!」





僕は慌てて椅子から立ち上がって挨拶をした。





PD「ああ、ジミン。待たせたね。…さぁ君も入って。」





パンPDに連れてこられたのは、
透き通るように綺麗な白い肌に、スラリと長い足と抜群のスタイルの女の子。
そして、長いまつ毛の下から覗くヘーゼル色の瞳が、しっかりと僕を捉えた。






PD「今日からお前と一緒に新しいメンバー入りをする練習生だ。」






『チョン・Aです。よろしくお願いします。』





そう言って彼女はとても滑らかな動きでお辞儀をする。
僕はなぜだか目が離せなかった。





PD「どうした?」






「…あ、パク・ジミンです。よろしくお願いします…」






慌てて僕も挨拶をした。
だけど、彼女の名前は聞かなくても知っていた。
…彼女のことは有名だったから。





PD「じゃあ2人とも着いてきてくれ。」




パンPDの言葉に僕ははっと我に返って、後に続いて部屋を出た。
今から新しいメンバーの所に行くと思うんだけど、とても緊張する。








チラリと隣を歩く彼女を見ると、全く緊張しているようには見えない。
…なんだよ、こんなに緊張してるのは僕だけか?









彼女は練習生の間でとても有名だった。
男子顔負けの力強い歌声に、しなやかで華麗なダンス。
そして何よりすれ違う人をも魅了する、整ったその容姿。
目立たないはずがなかった。







だけど…
所詮は女の子。そして今僕達が向かっているのは、男子の中でも軍を抜いて上手い人達が集まる、最もデビューに近いグループだ。
やって行けるのかな…?少しだけ女の子の彼女に同情してしまう。









結局、レッスンルームに着くまで僕達は一言も話さなかった。

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設定タグ:BTS , 防弾少年団 , 紅一点   
作品ジャンル:恋愛
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のあ(プロフ) - いちごさん» コメントありがとうございます!!とっても嬉しいです!!精一杯頑張らせていただきます!! (2020年2月4日 19時) (レス) id: b3b5882682 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - めちゃくちゃ面白いです!頑張ってください (2020年2月4日 2時) (レス) id: 4d0761b887 (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - ロゼさん» そんな風に言って貰えて光栄です(泣)ロゼさんの事応援しながらたくさん更新して待ってます!!頑張ってください!! (2020年1月30日 7時) (レス) id: b3b5882682 (このIDを非表示/違反報告)
ロゼ - ぐわぁぁぁぁぁ 既に涙がポツリと…w悲しい感じの話が好きなんで私には嬉しいですw でも…受験終わるまで没収されるので続きが……読めない…ттあぁぁぁぁぁ… (2020年1月28日 19時) (レス) id: e951c39958 (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - ロゼさん» 楽しみましょう!!!!!作者、悲しい感じのお話しか書けないんですよね…((楽しみにしててください!! (2020年1月28日 6時) (レス) id: b3b5882682 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:のあ | 作成日時:2020年1月14日 11時

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