第2章 才能の違い ページ11
〈JK side〉
翌日。
午前中はダンス練習のため、僕達は朝からレッスンルームに集まる。
その中にはもちろんAの姿もあって。
朝起きて一番最初にアイツの顔を見るなんて、ホントに不愉快でしかないね。
僕はあえて、Aからは1番離れたところでストレッチを始める。
AもAで、僕から1番離れたところでテヒョンイヒョンやホソギヒョンと楽しそうに話ながらストレッチをしていた。
しばらくすると、がチャリと扉が開き振り付けの先生がやってきた。
僕達は一斉に立ち上がって、挨拶をする。
先生「新しいメンバーも入った事だし、デビューに向けて厳しくやっていくわよ！」
「「「「はい！！」」」」
先生のその一言と共に、いつも以上にハードな練習が始まった。
「ヒョン、ここの部分見てもらえますか？」
HS「あぁ、いいよ！見せてごらん！」
練習が始まって2時間。区切りのいいところで15分程の休憩に入る。
僕は上手くいかないところをホソギヒョンに見てもらっていた。
練習は特に止まることもなく、スムーズに進んでいた。ということは、Aもちゃんと着いてきていたんだと思う。
今日の練習は昨日より格段にレベルアップしていて、正直着いていくので精一杯だった。だから、Aがどれだけ踊れていたかは分からない。
HS「ここはもっとこう、腕を切り裂く感じで…」
「…こうですか？」
だけど、僕だって負けるわけには行かないんだ。
もっと上手くなって、お前は必要ないと、ハッキリ言ってやる。
先生「再開するわよ！じゃあさっきのところまで1人ずつ踊ってちょうだい。」
夢中にやっていると、休憩はすぐに終わり、再び練習が始まった。
僕はヒョン達が踊るのをじっと見つめる。
盗める所はどんどん盗んで行かないと。
時たま、チラリと横にいるAを見ると、彼女もまた真剣な顔でヒョンが踊るのを見ていた。
そうこうしているうちに、次はAの番となり、彼女は鏡の前にスタンバイする。
〜♪
彼女はまるで川を流れる水のように、なめらかに踊った。とても綺麗な踊り方だった。
…つい、目が離せなくなるほどに。
だけど…
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のあ(プロフ) - いちごさん» コメントありがとうございます!!とっても嬉しいです!!精一杯頑張らせていただきます!! (2020年2月4日 19時) (
レス) id: b3b5882682 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - めちゃくちゃ面白いです！頑張ってください (2020年2月4日 2時) (レス) id: 4d0761b887 (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - ロゼさん» そんな風に言って貰えて光栄です(泣)ロゼさんの事応援しながらたくさん更新して待ってます!!頑張ってください!! (2020年1月30日 7時) (レス) id: b3b5882682 (このIDを非表示/違反報告)
ロゼ - ぐわぁぁぁぁぁ 既に涙がﾎﾟﾂﾘと…w悲しい感じの話が好きなんで私には嬉しいですw でも…受験終わるまで没収されるので続きが……読めない…ттあぁぁぁぁぁ… (2020年1月28日 19時) (レス) id: e951c39958 (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - ロゼさん» 楽しみましょう!!!!!作者、悲しい感じのお話しか書けないんですよね…((楽しみにしててください!! (2020年1月28日 6時) (レス) id: b3b5882682 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のあ | 作成日時：2020年1月14日 11時
