No.55【JUNGKOOK Side】 ページ6
Aヌナがいなくなって、3日が経った。
未だ手がかりも見つからず、俺達は何もやる気が起きなかった。
ヌナが居なくなってすぐ、ジンヒョンがアボジに連絡してたけど、それでも見つからない。
警察に捜索願も出した。だけど、自らいなくなるという意志の置き手紙があるから、真剣には探して貰えなかった。
「…ヌナ…会いたい…」
俺は1人、ベッドの中でうずくまった。
もう何もする気になれなかった。ただ、ヌナに会いたい、それだけを願って。
JM「ジョングク！！！急いでこれを見て！！」
するといきなり部屋の扉が開かれ、ジミンヒョンが飛び込んできた。
いきなりの事に驚いてベッドから動けずにいると、ヒョンは無理やり俺を部屋から連れ出し、リビングへ引っ張った。
「ヒョン、一体何なんですか？」
ヌナがいなくなってから、俺たちの中の誰かがこんなに興奮することは無かった。みんながみんな、死んだように生きていた。大袈裟かもしれないけど、それほどヌナの存在は大きかったんだ。
一体なんなんだという気持ちでリビングへ行くと、ソファにはヒョン達が全員座っていて、揃ってテレビを見ていた。
HS「ジョングクもほら、こっち来て！」
何をしているんだという目で彼らを見ていると、ホソギヒョンがグイッと僕の手を引っ張って、テレビの前に座らせた。
「ちょ！何するんですか、ヒョン。俺は…「いいからこれ見ろ」…え？」
反抗しようとする俺を押さえつけ、ユンギヒョンか俺の頭をテレビに向けさせる。
そこには…
「Aヌナ？！！！！｣
紛れもない、俺たちのヌナ、Aヌナが映っていた。
「これ！とういうことですか？！」
突然のことに驚いた俺は、ヒョン達に説明を求める。
あんなに探していたヌナが目の前にいる。
信じられなくて、だけど触れることの出来ない虚しさが俺を襲う。
JN「俺達も今見たばっかりなんだ。一応、ユンギがアボジに報告してる。」
そういったジンヒョンは、寂しそうな目をテレビの中のヌナに向けた。
そこにいるヌナは、今まで見た事もない顔で笑ってて、楽しそうに司会者の人と話していた。
そして、ステージ立つと踊り歌い出した。
TH「…この歌…」
その歌を聞いた途端、俺達は言葉を失った。
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みんぎ ARMY - のあさんの小説、好きです！ (2020年5月15日 10時) (
レス) id: 0f2332ca0a (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - さゆみさん» ありがとうございます！ぜひ他の作品も読んでもらえると嬉しいです！ (2020年3月30日 19時) (レス) id: b3b5882682 (このIDを非表示/違反報告)
さゆみ - とてもいい話で感動してずっと泣いてました！ (2020年3月17日 0時) (レス) id: 30b5ba8ba9 (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - ロゼさん» ありがとうございます！！！！感激です…！ (2020年1月17日 6時) (レス) id: b3b5882682 (このIDを非表示/違反報告)
ロゼ - 新作も読ませて貰いますw (2020年1月16日 22時) (レス) id: e951c39958 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘塩爺 | 作成日時：2019年12月27日 12時
