No.38 ページ39
YG「…おい。A、いい加減起きろ。遅刻するぞ」
そう言ってドカっと寝ている人を踏んで叩き起すのは、同部屋のユンギオッパ。
いつもと何ら変わらない、あたしの日常。
…ではなく。
「え?!今何時?!!」
慌ててベッドから起き上がるあたしに、呆れたようにため息を着くユンギオッパ。
YG「7時半。」
「?!うっそ!完璧寝坊した!」
いつもユンギオッパに起こしてもらうなんて有り得ないあたしが、今日は珍しく寝坊してしまった。
階段を転がるように駆け下りて、リビングに行くとダイニングテーブルにはすでに朝ごはんが並んでいた。
「オッパ〜ごめん!寝坊しちゃった…」
キッチンに行くと、ジンオッパが既に使い終わったフライパンなどを洗っていた。
JN「ヤー、Aおはよう。たまにはそういう日もあるさ。それに今日は俺も大学が午後からだし、気にしない気にしない!」
そう言ってにっこり笑ったジンオッパはポンポンとあたしの頭を叩く。
はぁ〜ジンオッパは優しいなぁ
そんな事を思いながら、残りの食事を運びにリビングに戻ると、もう既にみんな揃っていた。
JK「ヌナ、おはようございます。今日はジンヒョンが作ったんですか?」
TH「え?!ヌナの朝ごはんが食べれると思って起きてきたのに…」
JM「ジンヒョンのご飯も美味しいけど…」
本人がいるにも関わらず、あからさまに残念そうな顔をするとマンネライン。
すると席に着いたジンヒョンが大声をあげた。
JN「ヤー!礼だぞ!!たまにはAだって疲れてる時があるんだから、協調が大事なんだぞ!」
YG「ヒョン、朝からうるさいです…。」
今日も賑やかな食事の時間が始まった。
YG「…そう言えば明日、文化祭なんだっけ?」
食事中、突然思い出したように言ったユンギオッパ。
そう。明日は待ちに待った初めての文化祭!
新しい学校に転校してから、月日は流れるように経ち、今はもう9月上旬。
明日、あたしはジョングク、ジミン、テヒョンと同じグループでダンスを発表する。
「オッパ達見に来てね!」
それだけ言うと、あたしはご馳走様!と食器を片付け学校に行く準備を始めた。
この時はまだ、今までと変わらない日常に終止符が打たれることを知らなかったんだ。
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なむじゅにおっぱの彼女でs((殴 - 94zと同い年って神ですか?作者様カムサハムニダ。。。。。。。 (2022年1月27日 20時) (レス) @page1 id: 929eb11238 (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - ianさん» ありがとうございます!すみません!! (2019年12月25日 7時) (レス) id: b3b5882682 (このIDを非表示/違反報告)
ian(プロフ) - Said→Side (2019年12月22日 21時) (レス) id: 5b8ecdbe69 (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - りりさん» 嬉しいコメントありがとうございます〜!この後、ヌナの秘密とみんなとの関係が変わっていくので、ぜひ楽しんで読んでいただけたら光栄です!いつもありがとうございます! (2019年12月22日 9時) (レス) id: b3b5882682 (このIDを非表示/違反報告)
りり - とっても面白いです!!ヌナが大変なことにならないといいな、、と願いながらドキドキお話を読み進めてもらってます!頑張ってください! (2019年12月21日 21時) (レス) id: 97eeb413de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:甘塩爺 | 作成日時:2019年12月18日 18時