No.32 ページ33
鏡の前にスタンバイすると、レッスンルームシーンと静まり返った。
深呼吸をして、もう一度鏡の中の自分を見る。
ホソク達の兄妹として、恥じないダンスをしないと。
部員の視線は、全てあたしに注がれていた。
あたしの準備が出来たことを確認したホソクは、曲をかけ始めた。
〜〜♪
…母の曲だ。
流れ出したのは、小さい頃何度も母と一緒に踊った、母のデビュー曲だった。
意識しなくとも自然と動く身体。
懐かしい音楽に身を委ねながら、力強く、そして軽やかに優しく、あたしは母のデビュー曲を踊る。
タンッ
最後のポーズを決め、はぁっと息を吐くと一気に騒がしくなるレッスンルーム。
JM「ヌナ！すごいです！！！」
NJ「…まさかこんなにレベルが高いとは思わなかったな…」
TH「ヌナ、部長のホビヒョンより上手いんじゃないですか？」
HS「え？！そんな事ある？！で、でも確かに上手だった…」
JK「ホビヒョン、安心してください。ホビヒョンも十分俺達より上手いですよ。」
ワラワラと集まってくるみんな。
そして口々に感想を述べる。
「…みんな、大袈裟すぎㅋㅋ…偶然よく踊ってた曲だっただけ｣
JK「でも本当に上手でしたよ、ヌナ。」
謙遜したあたしに、そう言ってタオルを差し出してくれるジョングク。
昨日の今日で、ホントに懐いてくれるようになったなぁ。
そんな事が少し嬉しかったりする。
HS「よし！Aも踊り切った事だし、これを見て反対する者はいないよな？」
一段落着いたところでホソクが部員のみんなに声をかける。
ホソクの声に反対する様子の人はおらず、凄かった！と拍手をしてくれる人が多かった。
久しぶりのこの感覚に恥ずかしく思うも、無事部員になれたことに安心し、あたしはみんなに頭を下げた。
「これから、よろしくお願いします。」
パチパチパチ
再び顔を上げると、みんなが拍手をして歓迎してくれるのが分かった。
またダンスがやれるんだ。
その事をうれしく思い、あたしはにっこりと笑った。
そして部長のホソク指示に従って、みんなと一緒に練習を始めた。
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なむじゅにおっぱの彼女でｓ((殴 - ９４ｚと同い年って神ですか？作者様カムサハムニダ。。。。。。。 (2022年1月27日 20時) (
レス) @page1 id: 929eb11238 (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - ianさん» ありがとうございます！すみません！！ (2019年12月25日 7時) (レス) id: b3b5882682 (このIDを非表示/違反報告)
ian(プロフ) - Said→Side (2019年12月22日 21時) (レス) id: 5b8ecdbe69 (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - りりさん» 嬉しいコメントありがとうございます〜！この後、ヌナの秘密とみんなとの関係が変わっていくので、ぜひ楽しんで読んでいただけたら光栄です！いつもありがとうございます！ (2019年12月22日 9時) (レス) id: b3b5882682 (このIDを非表示/違反報告)
りり - とっても面白いです！！ヌナが大変なことにならないといいな、、と願いながらドキドキお話を読み進めてもらってます！頑張ってください！ (2019年12月21日 21時) (レス) id: 97eeb413de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘塩爺 | 作成日時：2019年12月18日 18時
