No.28 【JIN Side】 ページ29
「「行ってきます！」」
マンネ達が出て行った玄関を、俺はじっと見つめる。
Aが家に来て、3週間。
初めの頃に比べたら、随分俺達にも慣れてきたと思う。
だが、俺には少し気になる事が。
YG「…Aの事、気付きましたか？」
後ろを振り向くと、ユンギが立っていた。
きっとユンギも同じ事を感じたんだと思う。
「あぁ。…Aの表情がな。」
そう。
ウチに来てからというもの、Aは声のトーンと表情がたまに合わないことがある。
元々無表情が多いAだったが、敬語をやめさせたりしたことで、声のトーンの上がり下がりは出るようになった。
しかし、表情は一向に治らない。
YG「…やっぱりヒョンは気付くと思った。マンネ達は、多分気付いてないですよね？」
「…多分な。」
だけど、Aは隠すのが上手い。
相手の表情を見て、すぐに自分の表情を変える。
だから傍から見ると、すごく表情豊かな子に見える。
しかし、よく観察してみると、その表情の変化には矛盾点が生まれるのだ。
YG「アイツ…A本人も、多分自分の表情の可笑しさに気づいてないと思うんです。」
ユンギはそう言って俺の後ろの、A達が出ていった扉を悲しそうに見据えた。
俺達が心配している一番の問題は、Aが自分の表情の可笑しさを自覚していないということ。
今はまだ俺とユンギだけしか気付いていないが、最近のAはどうもおかしい。テンションの起伏と、それに伴う表情。
このままだといつか、マンネ達も気付いてしまう。
そうなる前になんとか、Aに気付かせてやりたいものだが…。
「…そうかもな。…さぁ俺達もサークルに行かないと。」
方法が分からなくては、やりようがない。
俺は悲しそうなユンギを促し、今日一日の始動に入った。
━━━━━━━━━━━━━━
この時、もう少し真面目にAについて考えあげれば良かったと、いくら後悔してももう遅い。
※土日の更新、ものすごく遅く＆少なくなります…
毎日楽しみにしている方、本当にすみません！
出来るだけ頑張りますので、待っていてください！
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なむじゅにおっぱの彼女でｓ((殴 - ９４ｚと同い年って神ですか？作者様カムサハムニダ。。。。。。。 (2022年1月27日 20時) (
レス) @page1 id: 929eb11238 (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - ianさん» ありがとうございます！すみません！！ (2019年12月25日 7時) (レス) id: b3b5882682 (このIDを非表示/違反報告)
ian(プロフ) - Said→Side (2019年12月22日 21時) (レス) id: 5b8ecdbe69 (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - りりさん» 嬉しいコメントありがとうございます〜！この後、ヌナの秘密とみんなとの関係が変わっていくので、ぜひ楽しんで読んでいただけたら光栄です！いつもありがとうございます！ (2019年12月22日 9時) (レス) id: b3b5882682 (このIDを非表示/違反報告)
りり - とっても面白いです！！ヌナが大変なことにならないといいな、、と願いながらドキドキお話を読み進めてもらってます！頑張ってください！ (2019年12月21日 21時) (レス) id: 97eeb413de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘塩爺 | 作成日時：2019年12月18日 18時
