No.19 ページ20
焦って再びテヒョンから離れようとした時、頭上から不機嫌そうな声が降ってきた。
声の主を当てようと顔を上げるが、テヒョンのホールドにより全く見えない。
TH「あ!ヒョン!おはようございます!!」
??「…おはようじゃねぇよ。…ソイツ、離してやれ。」
顔は見れないけど、その声のトーンと言い方でユンギオッパだと分かった。
ユンギオッパの言葉に、テヒョンの腕の力が先程より弱まった。
TH「ユンギヒョンに言われたら、仕方ないですね〜。Aヌナ、残念です」
…全然残念じゃないよ。やっとちゃんと息が吸える…。
テヒョンから解放され、あたし達はリビングに向かおうとする。
しかし、ユンギオッパの後に続いて部屋を出た時、後から体重をかけられ、そのままユンギオッパに後から倒れかかってしまった。
YG「…おい。」
「ご、ごめんなさい!!」
ジトーっとユンギオッパが睨むように振り返る。
だけどテヒョンがあまりにも重くて必死にどこうとするも、なかなか離れる事が出来ない。
YG「…お前じゃない。テヒョン、いい加減にしろ。朝飯が食えなくなる。」
TH「ヒョン、今日は何だか機嫌が悪いですね〜?どうかしたんですか?」
不機嫌オーラ全開のユンギオッパに動ずることなく、能天気に笑うテヒョン。
渋々あたしに寄り掛かるのをやめると、素直にあたし達の後に着いてきた。
リビングに着くともう既にホソクとジョングクも揃っていた。
…ホソク、アレは起きているのだろうか…。ほとんど目が空いてない。
「お待たせしました。」
そう言って席につくと、ジミンが怒ったようにテヒョンを肘で小突いた。
JM「テヒョンア、遅いじゃないか。ユンギヒョンが行ってなかったらどうなってたことか…。」
TH「何って…。ヌナと僕の秘密!ヒョンにはバレちゃったけど…」
JM「何したんだ!テヒョンア!!ヌナ、何があったの??」
…何って。抱きつかれただけだけど…。
そう口を開こうとした時、痺れを切らしたジンオッパが大声を上げた。
JN「ヤー!もうお腹すいて限界だ!時間もないし、食べよう!!」
そうして、少し騒がしいキム家の朝ごはんの時間が始まった。
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なむじゅにおっぱの彼女でs((殴 - 94zと同い年って神ですか?作者様カムサハムニダ。。。。。。。 (2022年1月27日 20時) (レス) @page1 id: 929eb11238 (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - ianさん» ありがとうございます!すみません!! (2019年12月25日 7時) (レス) id: b3b5882682 (このIDを非表示/違反報告)
ian(プロフ) - Said→Side (2019年12月22日 21時) (レス) id: 5b8ecdbe69 (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - りりさん» 嬉しいコメントありがとうございます〜!この後、ヌナの秘密とみんなとの関係が変わっていくので、ぜひ楽しんで読んでいただけたら光栄です!いつもありがとうございます! (2019年12月22日 9時) (レス) id: b3b5882682 (このIDを非表示/違反報告)
りり - とっても面白いです!!ヌナが大変なことにならないといいな、、と願いながらドキドキお話を読み進めてもらってます!頑張ってください! (2019年12月21日 21時) (レス) id: 97eeb413de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:甘塩爺 | 作成日時:2019年12月18日 18時