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No.18 ページ19

コンコン








ジミンに急かされるようにして、テヒョンの部屋に到着しノックをするものの、返事はない。
恐る恐る扉を開けると、2つのベッドは抜け殻となっていた。








え…テヒョンがいない?









テヒョンがいないことに焦りを感じて、あたしは部屋に足を踏み入れた。









ムギュ








…むぎゅ?
踏み出した足に感じる柔らかい感触に、そーっと視線を下にすると、そこにはベッドからはみ出しフローリングに寝ていたテヒョンが。








「わっ!」








慌てて足を退けたせいで、あたしは身体のバランスを崩し、床に思いっきり尻もちをついてしまった。







「…いたたたた。」







TH「…う〜ん…。」









その物音に気付いたのか、テヒョンがモゾモゾと動き始めた。
あたしは今がチャンスとばかりにテヒョンに近づき、優しく肩を揺さぶる。









「テヒョン、朝だよ。みんな待ってるから起きよう?」









TH「…ん。ぬな…?…もう、あさ…なの?」









テヒョンはうっすらと目を開けるが、まだ寝ぼけてる様子。
あたしは懲りずにテヒョンの肩を揺さぶった。









グイッ









「え!…ちょ、テヒョン?!」









するとテヒョンはいきなり、あたしの腕を強く掴んで引っ張った。
突然の事に抵抗する事も出来ず、あたしはされるがまま、テヒョンの腕の中に収められる。
目の前にはテヒョンの硬い胸板があり、離れようと叩いても、全く動かなかった。









「…あの。…テヒョン、離して貰えませんか…」








びっくりしながらも何とか声を出し、テヒョンにお願いをする。
しかしテヒョンは抱きしめる力を弱めることなく、動こうとしなかった。









TH「ん?ヤダ。Aヌナはもう僕のもの。」








目だけをそっと上にあげると、テヒョンは二ヒヒとイタズラっぽく笑いかけた。








テヒョンってやっぱりすごく顔が整ってるな…








こんな状況にも関わらず、あたしは呑気にそんな事を考える。
キム家のみんなはすごく顔が整っていて、そこらの人達より全然カッコいい。だけど、その中でもテヒョンら極めてイケメンだ思う。
ついまじまじと見つめていたら、今度はテヒョンが顔を近付けてきた。







TH「…ヌナ?」






そうだ!こんな事してる場合じゃない!
オッパやジミン達が待ってるのに…。
弟もろくに起こせない役立たずだなんて思われたらどうしよう…。






??「…何やってんだ」

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設定タグ:BTS , 防弾少年団 , 紅一点   
作品ジャンル:恋愛
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なむじゅにおっぱの彼女でs((殴 - 94zと同い年って神ですか?作者様カムサハムニダ。。。。。。。 (2022年1月27日 20時) (レス) @page1 id: 929eb11238 (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - ianさん» ありがとうございます!すみません!! (2019年12月25日 7時) (レス) id: b3b5882682 (このIDを非表示/違反報告)
ian(プロフ) - Said→Side (2019年12月22日 21時) (レス) id: 5b8ecdbe69 (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - りりさん» 嬉しいコメントありがとうございます〜!この後、ヌナの秘密とみんなとの関係が変わっていくので、ぜひ楽しんで読んでいただけたら光栄です!いつもありがとうございます! (2019年12月22日 9時) (レス) id: b3b5882682 (このIDを非表示/違反報告)
りり - とっても面白いです!!ヌナが大変なことにならないといいな、、と願いながらドキドキお話を読み進めてもらってます!頑張ってください! (2019年12月21日 21時) (レス) id: 97eeb413de (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:甘塩爺 | 作成日時:2019年12月18日 18時

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