急展開。 ページ10
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翔「姉ちゃんから、Aちゃんまだ帰って来ないんだけどって連絡来てさぁ。
探してたら、何これ、補習？」
風「……待ってください、姉ちゃんってどういうことすか？」
戸惑った様子で風磨先生の声を聞いていると、近いからか、何故かとても安心する何かがあった。
ドキドキしてるのに、安心してる。
なんだ、これ。
翔「Aちゃんのママ、俺の姉ちゃん。」
風「え〜！？兄貴の？」
翔「まぁ生存確認できたから、邪魔者の俺は退散しまーす。Aちゃん早めにね。」
そう言い終えたあと、翔ちゃんは私に向かって、ガ・ン・バ・レ、と口パクで伝えて帰っていった。
きっと、そういうことなんだろうな。うん。
風磨先生がびっくりしたまま、本当なの？って聞く。
『……この学校選んだのも、翔ちゃんがいるからってだけで……。』
知ってる人が学校にいた方が安心かなって、そういう考え。
風「だからかぁ。」
？
風「いや、準備室に兄……櫻井先生以外の人がいるの見て、珍しいなって。あんまり人入れないからさ。」
一瞬兄貴って呼ぼうとしたの、聴き逃してないよ。
ちょっとだけ笑いそうになったけど、我慢。
そんなこと知らないで、ズカズカと入って行ってた気がする。
そんなことより、全くプリント終わってないし、忘れてたけど心臓バクバクだし。
窓の外はすっかり暗くなってて、急いだ方がいいね、と先生は続きを解説し始めた。
今度こそは、ちゃんと聞かなきゃ。
先生の目を何とか見れるくらいまで慣れたけど、先生の視線がプリントから私に移る度、私の頭が真っ白になる。
こんな免疫ないって。
寿命５年くらい縮んだ。今日一日で。
男を好きになったことも無い。ましてやそれが、周りの生徒からも人気が高い、”先生”なんて。
風「……聞いてる〜？」
『は……』
風「も〜集中してA！」
『んぇ……！？』
A……って。
先生は今一瞬、おふざけだけど私の名前を呼んだ。
不意打ちに、よびすてで。
それから暫くは、せっかく二人でいることに慣れたのに、先生の話には集中出来なかった。
風磨先生、恐るべし……
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☆ - 最悪。 の【と以外にも頭は冷静に働いた】→意外にも だと思います (2019年5月19日 18時) (
レス) id: 44d28ad2ed (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - とても面白いです！更新楽しみにしてます！ (2018年11月18日 21時) (レス) id: ff5b4d76dd (このIDを非表示/違反報告)
Ray(プロフ) - いつも楽しんで読ませてもらってます。続きが楽しみでしかたないです。更新楽しみにしてます(*^▽^*) (2018年9月25日 22時) (レス) id: 2992f2d670 (このIDを非表示/違反報告)
らいむ - とても面白くて、続きが気になります！忙しいとは思いますが、更新頑張ってください！ (2018年9月8日 17時) (レス) id: 0219ac820a (このIDを非表示/違反報告)
永瀬りり - めっちゃ面白いです。更新楽しみにしてます！！ (2018年8月22日 21時) (レス) id: ecf2bfd24e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：FAKE | 作成日時：2018年4月14日 22時
