怖い ページ42
.
『えっと……』
結局、風磨先生の持つペットボトルを受け取り、そのまま戻って行っていってしまった
もっと風磨先生とお話したかったなあ
なんて。
『あ、マリくん。』
[Aちゃん！お疲れ〜]
相変わらずマリくんの周りにもお友達がいっぱい
わざわざ私のところまで来て天使の笑顔を向けてくれた
[ねぇAちゃん、明日暇？]
『え？まぁ、予定はないけど……』
明日は体育祭の振替休日だからお休み
どうせ暇だから勉強でもしようかなとか考えてたけどね
[えー！遊ぼうよ！ボクの友達と夢乃ちゃんも一緒でさ！]
『あ、……うん』
マリくんと二人きりだったらそれは風磨先生に申し訳ないと思ったけど、夢乃がいるならいっか
と、軽い気持ちでOKを出すと、マリくんは飛び跳ねて喜んでくれた
[じゃあまたLINEするねー！]
『え、あ、わかった〜』
私が返事をする前にマリくんはまたどこかに行ってしまう
なんか、急だな随分と
暇になったので携帯を見ると、翔ちゃんから連絡が着ていた
【風磨と話した？】
んー。話せなかったってわけじゃないけど……
こっそりと風磨先生の現状をパシャリと撮って、翔ちゃんに送り付ける
すぐに既読がついた
【あー笑】
【じゃあ風磨と後で現社準備室集合ね】
『は、？』
こっちもこっちで急ですね
で、この状況なのによく私に風磨先生を連れ出させようなんて考えますよね
【無理そうです】
同じ写真をもう1回送り付け、携帯をしまおうとする
ｶﾞｼ
〈行こ？〉
腕を急に掴まれ、落ち着く声が聞こえ、私の頭が混乱したまま隣を見る
『……いつの間に…』
〈現社準備室来いって、兄貴が。〉
なんだ、風磨先生にも言ってるんじゃんか
いつの間にか女子の集団はいなくなっていて、風磨先生と二人で校舎に戻った
〈Aちゃん、明日空いてたり……する？〉
『え、明日…？』
〈二人で休みの日に出かける、とかしてみたいな〜って。……予定ある？〉
まさかの風磨先生からのお誘い
どうしよう、断るわけには……
〈なんか、大学時代の同級生に飲み会誘われてんだけど……詩織先生いるし、同級生ガラ悪いやつばっかだし、Aちゃんと出かける方がよっぽど楽しいよなって思って……どう？〉
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1271人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
☆ - 最悪。 の【と以外にも頭は冷静に働いた】→意外にも だと思います (2019年5月19日 18時) (
レス) id: 44d28ad2ed (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - とても面白いです！更新楽しみにしてます！ (2018年11月18日 21時) (レス) id: ff5b4d76dd (このIDを非表示/違反報告)
Ray(プロフ) - いつも楽しんで読ませてもらってます。続きが楽しみでしかたないです。更新楽しみにしてます(*^▽^*) (2018年9月25日 22時) (レス) id: 2992f2d670 (このIDを非表示/違反報告)
らいむ - とても面白くて、続きが気になります！忙しいとは思いますが、更新頑張ってください！ (2018年9月8日 17時) (レス) id: 0219ac820a (このIDを非表示/違反報告)
永瀬りり - めっちゃ面白いです。更新楽しみにしてます！！ (2018年8月22日 21時) (レス) id: ecf2bfd24e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：FAKE | 作成日時：2018年4月14日 22時
