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夏風邪5 ページ8

私は黙って横になりながら風磨の話を聞く。






風「あの後、熱があるAを最優先に探したんだけど、



お前全然見つかんなくて、





んで、後ろで物音がして振り返れば、俺ファンの三人の女子いるじゃん?



……ってこれ結構自分で言うの恥ずいんだけどさ、


悪いけど、忙しい〜って言って、見つけてないことにしようと思ったわけ。


でもやっぱバレちゃったんだよ。Aを探そうとしてんのが。」




風磨ファンの女子三人と言えば、

綾美ちゃんを筆頭に、麻耶ちゃん、花奈ちゃんの三人しか思い当たらない。



あの子達、なんかどっかで……






『あっ!!!』



風「うるっせ……ふざけんな……」









『私が隠れてた掃除用具入れの鍵、閉めたのあの子達かも……』









風「……知ってたのかよ」




え、ホントなの?


事実なら、私結構酷い目にあってる事になるけど……




風「俺がそのままA探しを続行しようとしたら、


あいつら急に笑い出してさ……


Aちゃんの居場所教えて欲しいなら言うこと聞けとか言いだして。」



『……なに?』



風「んで、言われた場所に行けば鍵かかった生臭い掃除用具入れにAが寝てたの。



鍵ないから力ずくで開けてドアノブ壊して先生にクソキレられた。」






やっぱり風磨が見つけてくれたんだ。


熱がある私を保健室まで運んでくれた風磨に、心から感謝した。




『でも、言うこと聞けって何なの?』



風「え?知らね。」



『は?』


風「先に居場所教えてもらったから何して欲しいか聞くの忘れた。」





コイツある意味すごいな。


っていうか、



『……また脅してないよね?』



風「っおいおい。また、とは何だ。」


『ねぇ』



風「だってそうまでしないと教えてくんねぇだろ」




認めた……


ファン減らした……



『……それといじめってなんか関係あるわけ?』



風「いや、その三人には気をつけなよーってことが言いたかっただけ。



まぁ、鈍感Aちゃんにはわかんねぇか。

じゃあな。


体、大事にしなよ?」




そう言って、彼はあっさりと電話を切った。




なんでそんなに優しいときがあるのか謎。


幼馴染って、普通そんな大事にするかね?






ますます読めない菊池風磨5歳。

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FAKE(プロフ) - candyさん» いつもありがとうございます!楽しみに待っていてください笑笑今日更新する予定です! (2017年11月4日 10時) (レス) id: ee622e498f (このIDを非表示/違反報告)
candy - これからどうなっちゃうのでしょう、、なんというか本当に切ないです、、続きが早く読みたい!です!これからも更新頑張ってください。楽しみに待ってます! (2017年11月4日 10時) (レス) id: 1a59367386 (このIDを非表示/違反報告)
FAKE(プロフ) - candyさん» きゅんきゅんしてくれてますか!うわぁ、嬉しい…… (2017年10月9日 15時) (レス) id: ee622e498f (このIDを非表示/違反報告)
candy - いつも楽しみに更新を待っています!3人組が怖くて、やめて〜と思うけれど、毎回風磨くんか助けて主人公にかけるひと言ふたことがとてもキュンキュンきます! (2017年10月9日 13時) (レス) id: 7f2da1048c (このIDを非表示/違反報告)
FAKE(プロフ) - しょりふまさん» 私も嬉しいです! (2017年10月9日 11時) (レス) id: ee622e498f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:FAKE | 作成日時:2017年9月9日 14時

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