ずっと一緒に。Fuma.K

体育祭2 ページ5

風「赤組優勝！！！」






「「「オオー！！」」」






暑苦しい運動場で、やる気に満ち溢れた私達赤組は


風磨と勝利を筆頭に、円陣を組んで燃えてます……






･





『辛い……』




私は何故かお化粧レースに参加することに……




風「さ、A頑張れよ！」





そう言いながらめっちゃ楽しそうにしてんじゃん！




勝「いっぱい小麦粉付けてきてよ？笑笑」




勝利まで！！



『もー知らないからほんと！』





．






「位置について……よーい……」





パァーッン！！！




始まったレースは、小麦粉の入った箱に顔突っ込んで、その中の飴玉を手を使わずに探し当てる挑戦で。。



『ｺﾎｯｺﾎｯ！』




なにこれ。。


小麦粉は不味いしむせるし……



何よりさ……



風「うはっ笑笑」



勝「めっちゃ付いてんじゃん笑笑((ｷｭﾋｯ」





あいつらな。





まあ、やるからには本気出しますよ！








「先頭赤組でゴールしました！」








一番ゴール！

早く顔洗いに行こ。。



勝「おかえりー笑笑」


風「お前笑笑ヤベェぞそれは笑笑」


『わかったわかったって』



もう皆爆笑の渦。

ひっどいなー。。



まぁ、これも青春って感じでいっか。







．








「リレーの選手が、入場します。」






放送とともに現れた大トリ、リレー！！


勝利と風磨がこっちに気づいて手を振ってる。

私も振り返して、




『頑張れー！』




と目一杯叫んだ。


届いたのか、風磨はグーってしてる。






あー、なんかこっちまで緊張が……。



他のクラスの席からも、応援の声が飛び交ってる。

同じクラスの方からは、



「ｷｬｰ!勝利くぅーん！！」


とか、


「風磨くん頑張ってー！！」



って言う黄色い声援が。

応援してくれるのはそれでいいんだけどね。






私も大きく息を呑んで、スタートの合図を待った。




第四走者まであって、一、二走者は北斗くんと樹くん。この2人もまぁ速い！




で、三走目が勝利、アンカーは風磨！！！



50メートルは勝利の方が0.2秒速いのに、

「俺がアンカー走るー！」


って駄々こねて譲ってもらってたってゆう笑笑


どんだけ子供やねん。




そんなことを思っていたら、



アナウンスが聞こえた。




どうか、一位取れますように……




「位置について……」




パァーッン！！！

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