ずっと一緒に。Fuma.K

秋５ ページ37

『勝利に相談したいことがいくつかあるの』


勝利の部屋のベッドに腰かけている勝利を、私はカーペットに座って見つめた。


もう分かりきってるよ、ってそばにあったスマホを取って勝利は言う。






少し長くなる、と伝えてから、心を落ち着けて本題に入った。



『まず一つ目ね。


健人くんが最近私に冷たいことについて。』





普段から携帯ばっかり見るようになったこと、

口数が減ったこと、

一緒に帰ってくれなくなったこと、





それから、

風磨の名前を言うと笑わなくなること。




思い思いに伝えた。





勝利は、リア充の嫌味だとか言ってしばらくボヤいていたけど、これ結構相談しにくい。




勝「まあ、男の好きは冷めやすいしさ。」




そのうち振られるんじゃね、って軽々しく言われた。

そんなのが聞きたいんじゃないんだけどね……。









『じゃあ風磨は？なんで風磨の名前言うと真顔になるんだろ？

……なんて言うかこう……悲しい？いや、虚し……うーん……。


憎い顔かな……。』








私がそう言っていると、勝利の顔もだんだんと曇ってきた。

なんか変な事言ったっけ……









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勝「A、今から言うことは心して聞いて。

泣いたりしないで、ちゃんと聞いて。」

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