私は指名出来ません！ 【d!】

35 ページ37

どうすればこいつが私から離れてくれるか、もう顔を見なくて済むか、否、こいつは2ヶ月私の家に居候することが決まってしまったからもう2ヶ月はこいつと一緒なのだ。あぁ、神よ、これはなにかの試練ですか、と思わず問いたくなる。

私は、覚悟を決めゾムに交渉をしようと持ちかけることにした。

『...ゾム、縁が、切れないなら、じゃあ家は仕方ないとしても外で、私が仕事してる時に関わるのは辞めて、ストーカー行為もしないで、私の周りの人に迷惑かけないで、くれたら、何かを、してあげる。』


私が喋り始めた時から私の願いを聞いてる時までは不機嫌な顔をしていたが私が「何かを、してあげる。」という言葉を聞いた途端にぱああ！っとキラキラ笑顔になった。

「ほ、ほんまに？Aがなんでもしてくれるん？え、ほんま？」

『...内容は、行き過ぎたものじゃなければ良いけど、ゾムが私の言ったことを全て守れるのなら、私は、...してあげるよ。』

そう言うとゾムは

「わ、分かった。俺、もうAが嫌がること、絶対やらん。やから、待っててな、A。でも、Aも裏切らんでな？絶対。」

それに私は分かった、約束ね。そういい手の拘束が解けたところで私は風呂に入ってくる。そう言い足を出し、風呂場に向かった、のだが、

ゾムに手を掴まれて阻止された。まだ何かあるのか。そう思い振り向くと、

「な、A、お、俺良いこと思いついたんよ、A、指切りしよ。指切り、そしたら、俺が約束守ったらAも、絶対裏切らないもんな！」

そう言いながら指をこちらに出したゾムは、私にとって、狂気にしか見えなかった。

『...指切り、ね。分かった。...』



指切りげーんまん

嘘ついたら針せんぼーん

のーます

ゆーび切った！



なんて子供じみたお遊び、約束を終えゾムは満足したようでニッコニコで私に風呂入ってきてええよ、と言ってきたので私は疲れを取りに風呂に入ることにした。現在、午後23時の話だ。



＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

こんにちは、れもんです。
めっちゃ新作作りたい欲にありますが今のずっと好きとか愛してるだけじゃ伝えれないみたいになりそうで怖いです。この二つも更新はしますけどね！

もし作るならヤンデレなんですけどね。もはや恒例。作るかも、80の割合で作るかも、全部完結はさせますけどね。許してください。

36→←34

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す