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「何が｀何してんの｀や。ずっと好きな女と今やっと二人っきりなこの状況を逃がすわけ無いやん。この前はしてやられたしな、」
私はこの言葉を聞きまたあのときと同じ様なゾワゾワとした感覚に襲われる。そしてきっとゾムは本当に家が無くなってしまったのは事実なのだろうが私をずっと狙っていたこと。
あぁ、やはり男は欲望で出来ているのか、黒服としてそんなアブナイ人とも会話をしてきたがこんな身近にいるとは。
もう疲れた。仕事でもヤバい奴らに囲まれているのにプライベートでもこんなに付きまとわれたらメンタルが死んでしまう。嫌、もう死んでいるかもしれない。
だから、気を抜いていたのだろう。
『...本当に、嫌い。出てって、顔も見せないで、お願いだから、』
そう、私は顔を下に俯けながら言ったのだ。いつもの私とは違う、暗い音色で。私がそう言った後、ゾムはなにも反応が無い。何かと思い顔をあげると、突然ゾムが喋りだした。
「な、な、なんで？なんでそんな事言うんA！？お、俺なんもしてないやん。お、俺はただAが、大好きやから...！なんで俺はAに全部あげてんのに、Aはくれへんの！？なんで、なんで？俺はこんなにもAが好きやのに！...なぁ！！」
ゾムが突然大きな声で喋りだしたのだ。怖いオーラを出しながら、そして、私の首を絞めながら。
私は突然のことにびっくりして反応が遅れてしまい何も出来ない。
あ、死ぬ。そう思った時にやっと首を離された。ゾムは目をまん丸にしてこっちを見ながら私の首の痕を見つめている。私がはぁはぁ、と息を戻している時にゾムがまた喋りだした、
「あ、あ、あっ、お、俺Aの事...！ほ、ほんまごめんAの事、首絞めて...、あ、謝るから俺の事捨てんで、お願いやから、一人にしないで、あ、うぅ、」
首を締めてきたと思えば何なんだ。急に謝ってきて、頭が混乱する。なにがしたいんだこいつは。私には理解が出来ない。
『......ゾム、私達さ、もう別れてるでしょ？もう他人なんだよ。もう、付きまとわないでよ。はっきり言って、前も言ったけどさ、縁、切ろ』
「嫌や、縁切るなんて絶対嫌！そんなん出来ひんわ。俺、もうAがおらんと生きていけへん。そんな風にさせたのはAやん。なぁ？」
はぁ？私がそうさせた？そんなつもりはない。というかそれは付き合っていただけだから、何が言いたいんだ。
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れもん(プロフ) - てんむすさん» わ!ありがとうございます><頑張ります~ (2022年10月4日 7時) (
レス) id: 29b8df8d21 (このIDを非表示/違反報告)
てんむす(プロフ) - いつも更新を楽しみにしています。これからも投稿頑張ってください！ (2022年10月3日 19時) (レス) id: 7a2f8e3449 (このIDを非表示/違反報告)
れもん(プロフ) - てんむすさん» すみません...寝ぼけて間違えていました。教えてくれてありがとうございます！ (2022年10月3日 7時) (レス) id: 29b8df8d21 (このIDを非表示/違反報告)
てんむす(プロフ) - 初コメ失礼します！いつも拝見させて貰っています。35の後に39とはなにか、意味があるのでしょうか？謎解き要素ですか？少し指摘じみたコメントですがお願いします。 (2022年10月2日 23時) (レス) @page38 id: 7a2f8e3449 (このIDを非表示/違反報告)
@-Nene-(プロフ) - れもんさん» 楽しみにしてますね！ (2022年10月2日 22時) (レス) id: a79d027df5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもん | 作成日時：2022年9月10日 19時
