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背筋が立つ。言葉も出なくなる。この短時間で、なにがどうして好きになるんだ。ちょろすぎないかこの男。
というか今はキャバ嬢となっているだけの黒服にアルマンドシルバーを入れるなんて頭が可笑しいだろう。今日1日限りだというのに。
『いや、...私は、黒服ですので、流石に受け取れませんね...』
「な、なんでぇ？でも今のAさんはキャバ嬢やん。な、？受け取ってや、」
『そう言われても...黒服なので、』
なんど断りを入れても彼は受け入れず私にボトルを入れたいと言うじゃないか。もう私にはどうしたら良いかわからない。一人でどうしよう、と困っていたら、
「あ、あのぅ、お客様。この子は黒服なので、ボトルはちょっと...。他の子に入れてくれたら嬉しいのですが...」
我らが店長ではないか！そして私に今の現状をさせた張本人！でも助けに来てくれた事は普通に良かった。
「あ？なんであんさんに指図されなあかんねん。それに他の子？嫌に決まっとうやろ。俺はAさんが良いの！他の女になんか貢ぎたくあらへん。」
「そっそれは、申し訳ありません...」
ロボロさんが一方的に店長に何かを言っている状態を私は見ることしか出来なかった。口を挟んだら飛び火しそうだ。店長も怖くなって縮こまっているし。ため息が出る。
私はもどかしい状況を終わらせるべくロボロさんに対してある事を言う。
『...ロボロさん。それ以上駄々こねるならもう出禁にしますよ！私は今頼まれただけだし、キャバ嬢なんかやりたくないし、お酒もいりません！本当に、もう、帰ってください...』
いちかばちだった。もしかしたら怒鳴られるかもしれない。クビになるかもしれない。あぁ出過ぎた真似をしすぎたな。それしか考えられなかった。
しかし、こいつは、予想外の行動を取ることになる。
「え、ごご、ごめんなAさん。えっと、Aさんもおもってたんやね、ほんまごめん！お、俺童.貞やし、女の子と話すの、緊張して、Aさんの事不快にさせてしもた...。で、でも！出禁はしないでや...ほんまに、」
何を言っているんだ。意味がわからない。ここに来る客はなんなんだ。頭が悪いのか。それともイかれてるのか。私には理解が出来ない。
『...分かってくれたなら良いんです。次からは、そういう発言は控えててくれば。』
「ほんま！？Aさんはほんまに優しいなぁ。Aさんが言うなら、俺何でもするから！」
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れもん(プロフ) - てんむすさん» わ!ありがとうございます><頑張ります~ (2022年10月4日 7時) (
レス) id: 29b8df8d21 (このIDを非表示/違反報告)
てんむす(プロフ) - いつも更新を楽しみにしています。これからも投稿頑張ってください！ (2022年10月3日 19時) (レス) id: 7a2f8e3449 (このIDを非表示/違反報告)
れもん(プロフ) - てんむすさん» すみません...寝ぼけて間違えていました。教えてくれてありがとうございます！ (2022年10月3日 7時) (レス) id: 29b8df8d21 (このIDを非表示/違反報告)
てんむす(プロフ) - 初コメ失礼します！いつも拝見させて貰っています。35の後に39とはなにか、意味があるのでしょうか？謎解き要素ですか？少し指摘じみたコメントですがお願いします。 (2022年10月2日 23時) (レス) @page38 id: 7a2f8e3449 (このIDを非表示/違反報告)
@-Nene-(プロフ) - れもんさん» 楽しみにしてますね！ (2022年10月2日 22時) (レス) id: a79d027df5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもん | 作成日時：2022年9月10日 19時
